かばのにおい

「彼女」について綴るための場所。非常に私的な内容となりますのでご了承ください。

判明

 ついに我が子の性別が判明した。

 100%ではないけど、もうこれで確定と言えるくらいの確率らしい。

 もう少し早い段階で分かるんじゃないかと思っていたので、やっと分かったかという安心感と、喜びを感じることができた。

 この性別発表において、僕と彼女の間で事件が発生したのだが、これについては書いていると長くなるし辛くなるので省略する。

 ちなみに今日までの僕は女の子6男の子4くらいの割合で予想してた。

 何回か前の検診で、先生が6割女の子かなあみたいなことを言っていたと聞いたから。

 女の子だったらきっとかわいいからいいなあとか、男の子だったら自分の分身みたいに感じるのかなあとか考えてた。

 で、今日彼女が検診に行って、ついに性別を教えて貰うことができたわけだ。

 なんと、男の子なんだそうな。

 僕も彼女も女の子な気がしてたから、予想は外れた。

 でもきっと男の子で良かったんじゃないかなと思う。

 女の子だったら女の子だったで、それで良かったんだと思うって言う気がするけど。

 正直なところ、僕は本当にどちらでもよかったので、性別が判明したことによる安心感と言うかほっとした気持ちが一番大きかったように思う。

 これで、生まれてからのことを具体的に考えられるし、準備も進めていける。

 そういうことを考えていけば、楽しみな気持ちだったり嬉しい気持ちだったりがどんどん出てくるんじゃないかな。

 想像力の拙い僕にとって、性別という情報はものすごく想像の助けになるからね。

 男の子はきっとお母さんのほうが好きになるだろうし、彼女のことを大切にしてくれたらいいなあとか、それでも僕と一緒に遊んでくれたらいいなあとか。

 僕の趣味も一緒に楽しんでくれるようになったら嬉しい。

 あぁあと名前を考えなきゃという問題も、男の子だと解決する。

 彼女のおじいちゃんから漢字を一文字貰いたいという希望があって、男の子だったらこの名前!っていうのが既に固まっているのだ。

 この先候補が出てくる可能性もあるけれど、僕はそれがいいんじゃないかなあと思っている。

 僕自身はほんの少ししか会えないまま亡くなってしまったけれど、とても立派な方だったと思う。成し遂げてきたこともそうだし、周りの人からの評価もそうだし。昭和の文豪みたいな雰囲気のイケメンだし。

 我が子もそんなおじいちゃんの素敵さを少しでも受け継いでくれたら嬉しい。

 楽しみだなあ。

 まずは無事に元気に生まれてきてくれることだけど、その先に待つ楽しみなことがいっぱいあって、わくわくしている。

 もちろん大変なこともたくさんあるだろうけどね。

 赤ちゃん用品を揃えなくっちゃ。

 おわり。