育児というもの
うちのおまんじゅうくんも生後4ヶ月を迎え、順調に成長している。
育てやす~~い!と言っていたけども、最近になってなかなか手が掛かるようになってきた。
夜9時過ぎには寝かしつけようとするんだけど、寝ない。寝ない。寝ない。
結局2時間くらいかけて寝かしつける。
その間僕も彼女も何もできやしない。
寝たな~って思って一息つくと起きる。
足をバタバタ。顔をごしごし。ぴー!きー!ぎゃー!!
そこから再度寝かしつけるところくらいで僕は力尽きる。
その後彼女はだいたい2~3時間に1回起きる息子に授乳するという強制起床イベントと戦う。
仮に授乳間隔が3時間だったとしても、授乳を終えて2時間以上眠れるかというとそうではなくて、寝ない息子を寝かしつける作業が毎回入るわけで、そうなると寝たと思ったときにはもう次の授乳がすぐそこなんてこともザラなわけだ。
とにかくめちゃくちゃ大変なわけだ。
何をしても寝ない。何をしても泣く。
そういう時期だと分かっていても、それはなんの救いにもならないわけで。
それでも夜はまだマシだと思う。2人で見れるから。
僕が仕事に行ってからの日中、彼女は息子と二人で監禁された状態になってしまう。
泣けばあやさなければならないし、仮に寝てくれても窒息しないように気が抜けない。いつ起きるかも分からないから下手に音もたてられない。
放っておいて寝てくれたらどんなに楽だろうね。
歌を歌ったり、抱っこしてゆさゆさしたり、おもちゃで遊んだり、本を読んだり。
彼女は創意工夫して、なんとかご機嫌になってもらおうと頑張ってる。
それでも泣き止まなかったり寝なかったりしたときのしんどさとかつらさというのは叫びだしたくなるくらいだと思う。
彼女は歌を歌うの上手だし、振り付けを加えて楽しくするのが上手だ。
暑いとか寒いみたいな不快に思っているだろうことも、あらゆる角度から想像して対処できる。
うとうとしてきた息子をベッドへ寝かせるのも上手い。僕が置こうとすると起きて泣くのだが、彼女がやるとすーんと寝てくれる。
客観的に見て彼女はよく頑張っているし、上手にやっていると思う。
ただどれだけ頑張っても、どれだけ上手くやっても、それが必ず成功するわけではない。これが育児の大変さだ。
子どもを何人も育てた手練の人でも100%の成功なんてありえない。
彼女が1人目の子育てでここまで頑張れてるのは素晴らしいことだと思う。
僕は仕事から帰ってきた後と、休日にちょろっと面倒を見ては疲れた~疲れた~って言っていればいいだけなのだ。
仕事は大変だけど、育児という檻の中から抜け出せるという意味ではプラスの部分はあるだろう。
彼女には今逃げ場がないのだ。
彼女が息子から逃げ出してしまったら、息子は一人ぼっちだ。
もちろん彼女には逃げ出すつもりなどないだろうが、追い込まれたときに逃げ出せる場所があるのとないのとでは、精神的余裕が全然違う。
体力的にも精神的にも追い込まれている現状だが、それでも彼女は一生懸命息子のために頑張ってくれている。
いつも本当にありがとう。
僕にできることが限られていて歯がゆい思いをたくさんしているんだけども、彼女の支えになれるように頑張っていきたい。