かばのにおい

「彼女」について綴るための場所。非常に私的な内容となりますのでご了承ください。

お誕生日おめでとう

今日は彼女の誕生日。

そして結婚記念日でもある。

息子は絶賛手が掛かりまくる期という感じで、心休まる時がない。

そんな中で彼女はすごく頑張っている。

他の母親というのがどの程度大変なのかという比較は難しいのだが、なんかどう考えても周りより大変な気がするぞ、というのが僕ら2人の見解である。

夜中は2,3時間毎に起き朝がやってくる。

起きている間、あちこち歩き回り悪戯をくりかえす。ご機嫌ならまだいいが、きーきーぎゃーぎゃーぐずったり怒りだしたりする。

彼女はそれと一日中向き合わなければいけない。

この大変さは気が狂うくらいだと思う。大袈裟ではなく。

僕もなるべく家にいる間は家事をしたり、息子とも遊んだりして彼女の負担を軽くしようと努めているが、寝かしつけなんかに関しては彼女にやってもらうしかなく、負担を減らすことができない。

この大変さが普通なのかという疑問に明確な答えが欲しいところである。

普通なんだとしたらみんなすごいなと思うし、普通でないのだとしたら、だからこんなに大変でしんどいのかと納得できる。

本当に本当にめちゃくちゃしんどいのだ。

彼女はそれでも、僕のためにおいしいご飯を作ってくれる。

今日もそうだった。息子を見ながら夕飯の支度をして、僕が帰ってくる頃には食べられるようにしてくれていた。

ひと手間掛けて美味しくなるように工夫してくれてるし、それがばっちりハマってすごくおいしかった。

夕飯の支度なんてみんなやってるって彼女は言うかもしれない。やってあることが当たり前だって。

でも僕はそう思わないのだ。だから毎回ありがたいし嬉しい。

睡眠不足で身体は重いだろうし、気持ちもなかなか上向かないはずだ。疲労も回復し切らないで積み重なっている。

それでも夕飯を作ったり他の家事をしてくれたりしているのだからそれは十分すごいことだ。

だからとっても感謝してる。毎日。

申し訳ないことに、僕はもうずっと夜起きていられなくなってる。横になったらいくら起きていようと強く思っていても気づいたら寝てしまってる。

疲れてるからなんだろうけど、それを言うなら彼女も疲れていて、僕が好き勝手ぐーすか寝てしまって彼女は必死に息子を寝かしつけてるってのが最高に申し訳ない。

彼女は僕には仕事があるから、寝不足で事故ったり仕事でミスしてしまったりしないように寝ていいよって言ってくれる。めっちゃ優しく気遣ってくれてる。

その言葉に甘えるつもりはないんだけど、現状甘えてしまっている。

毎日ごめんね。

そういえば最近彼女は編み物にはまっている。ここ数週間は引越しの忙しさと育児の忙しさで全くできてないと思う。それもほんとかわいそう。

器用だから日に日に上達していってて感心してる。

もともと編み物苦手だって言ってたのによ。

鞄とか小物入れとか、たくさん作ってた。

売り物のようなクオリティで出来てくるからすごい。

僕も何か作ってもらいたくて、バッグをお願いしてる。

先述したように彼女は忙しさと疲れで今はそれどころではないので先の楽しみとしてとっておいてる。

彼女がなにかにハマった時の熱量と行動力は素晴らしい。短期間でかなりレベルアップしてしまう。

僕はそういうのがあんまりなくて、三日坊主になるケースがほとんどなので素直に尊敬する。

編み物は教えてくれるって言ってたから、余裕ができたら一緒にやりたいと思う。

彼女と出会って何回目の誕生日か分からなくなるくらい長く一緒にいるようになったけど、彼女を大切に思う気持ちは変わらない。

むしろ深みが増した感じがする。

出会った頃の好きと言う気持ちは、彼女の一面しか知らない状態で、僕がそばにいてあげないといけないんだ!僕が彼女のこと1番良くわかってる!とか思っていた中での感情。

今の好きという気持ちは、どんどん彼女を知り、同じ時間を過ごしていく中でじっくりことこと煮込んだ感じ。この年月を経ないと出ない味。

出会った頃の盲目的な好きって気持ちも失われたわけじゃなくてちゃんとある。

そういえば先日、と言っても数ヶ月前見た夢があって、彼女に話そうと思ってたのに忘れてたのでここに書いとく。

夢では現実と同じく家を建てていて、彼女の知り合い(特定の誰かという感じではなくこの夢の設定上作られた人物)も家を建てるからということで、彼女が相談に乗ったり一緒に住宅会社に行ったりしてあげるという話だった。

ここで問題なのはその知り合いが男性だったってこと。

なんかもう一緒に住む家を建てるような感じで打ち合わせしているのを見て僕はめちゃくちゃ嫉妬して、胸が締め付けられた。彼女がそいつに取られてしまうんじゃないかと。

その辺で目が覚めたんだけど、その胸の苦しさが残っていて、ああ僕はこんなにも彼女のことが好きなのかと思いの重さを再認識した。

嫉妬する感覚って彼女と付き合う前は何度もあって、その時の苦しさが思い出されて懐かしくって少し嬉しいという不思議な気持ちになった。

今も昔と同じように彼女のこと好きなんだと確証を得た感じだよね。

今も彼女のこと大好き。

毎日一緒にいて楽しい。最近はモンスター息子のおかげで楽しく過ごす余裕があんまりないけどさ。それでも幸せ。

僕に足りないところを補ってくれるところも好きなところ。今回の家を建てるとか引越しとか、僕が見落としてしまうような手続きだったり準備だったりをフォローしてくれてすごく助かった。

僕が考えたことを彼女に話して同意して貰えるとすごく自信がつく。それは彼女のことを信頼してるから。彼女の客観的視点とか、豊富な知識からくる判断はほとんど間違いない。

彼女がくれるアドバイスは実行しておけば間違いないのだ。たまに僕の甘えとかずるさですぐに実行しないことがあるけど、しばらくあとに結局やっておけばよかったってなる。

彼女と一緒にいられて本当によかった。

彼女と一緒ならつらいことも悲しいこともなんとか立ち向かえる気がするし、さまざまな問題が降りかかったとしても対処できると思う。

最高の理解者とペアで動けばすごく効率がいいしストレスもない。

彼女と僕は人生という初見の試練を共に乗り越える相棒なんだと思う。

これからもあれやこれや一緒に悩んで、時にけんかして理不尽な無理難題に挑んでいくのだろう。

彼女とじゃなきゃだめだったと思う。

今の僕があるのは彼女のおかげ。

今の仕事をしているのも、息子が生まれたのも、家を建てることができたのも、全部全部彼女がいたからできたことだ。

彼女がいてくれるだけで僕は頑張れるし、彼女の存在が僕を支えてくれている。

いつもありがとう。

僕にとって彼女は最高の妻だ。

来年も再来年もずっと一緒にいようね。

楽しく幸せに暮らしましたとさってなるように。