しーちきん!
数ヶ月彼女と一緒に暮らしてみて思うこと。
彼女は寝起き悪くない。
これは発見だった。
一緒に住む前は寝起きが悪いと思ってた。
休みの日に遊ぶ約束していると、一度起こしてもまた寝ちゃったり、なかなか起きてくれなかったりと、すっと起きるのが苦手なタイプだと思いこんでた。
でも今は普通に起きて、お弁当作ってくれる。
僕のほうがぐーすか寝てて、寝起きも悪くて、ダメな人間だった。
寝起きは会話する気も起きない僕に対して、彼女は普通に会話できる。
頭がちゃんと起きてるんだろう。
間違いなく、起きるのはしんどいだろうし、もっと寝ていたいんだと思う。
でも起きてきっちり支度できるのは偉い。
すごく頑張ってくれていると思う。
文句も言わず、毎日。
僕は見通しが甘いうえに、自己評価が高いので、家事結構やれるって思ってた。
でも実際は仕事がしんどいし時間もなくて、全然やれてない。
僕ができると思っていたけどできていない部分に関しての埋め合わせは全部彼女がやってくれている。
家事の全体の8割くらいは彼女が担ってくれている。
男性が家事をすることが当たり前の時代になってきたとはいえ、やっぱり家事は女性がやるものという側面は消えない。
女性がやる家事を男性が助ける、手伝うというイメージ。
だから、僕が彼女のお弁当を作ってあげるとか、晩ごはんを作るとか、洗濯するとか掃除するとか、なんでもない普通の家事をやるだけでも評価される。
逆で考えてみると、彼女が僕のお弁当を作ってくれる、晩ごはんを用意してくれる。掃除洗濯してくれる。
僕はやってもらえて嬉しいし、助かっている。やって当然なんて思っていない。
でも、世間一般的な価値観で行くと、まあそりゃあ奥さんがやるよね的な考えが根付いていることは否めない。
彼女がすごく頑張っていても、評価されづらい気がしてならない。
僕が、毎日お弁当作ってもらっていることを会社の人に言っても、奥さん大変だねって共感はしてくれるものの、うわぁ奥さん偉いなあ~!っていう反応はなかなか返ってこない。
事務員さんは偉いって褒めてくれるけどね。
僕は男性という立場で家事をすることで、得をしているんだと思う。
僕の母とか、事務員さんとか、彼女が頑張っていることをきちんと理解して評価している人ももちろんいる。
僕だって彼女が頑張って家事をやってくれていることを分かっているし、とっても感謝している。
だから彼女はもっと評価されていい。
頑張っている。
ありがとう。
おわり。