奇跡のやつ
彼女からリクエストを受けてブログを書くことにした。
なんと実に200日振りとなる執筆らしい。
時が経つのはなんとも早いものだ。
この間にもいろんなことがあった、ような気がする。
僕は物事を覚えておくのが苦手で、なおかつ記憶しているものを引き出してくるのも苦手だ。
ゆえにここで回想することが非常に難しい。
許していただきたい。
そんな僕でも流石に忘れないであろう出来事が最近あった。
彼女が妊娠したのだ。
それはもう奇跡のような出来事だと思った。
子どもは欲しかったけど、そう簡単にできるとは思っていなかったのだ。
不妊治療とかしなくちゃいけないかな~って二人で言ってるくらいだったから。
彼女はずっとすごく悩んでいた。
でも奇跡的に妊娠できた。
僕たち二人にとっては、これを奇跡と呼ばずしてなんと呼ぶのかっていうレベルである。
しかし手放しには喜べず、不安も襲ってきた。
妊娠したとは言っても、順調に成長していってくれるのか分からない。
僕の母はなかなか子どもができずに苦労したらしい。流産も経験してるし、生まれて数日で亡くなってしまった僕の兄となるはずだった赤ちゃんもいたらしい。
そんな情報があるから余計に心配になった。
妊娠発覚からもうすぐ1ヶ月。
流産の可能性もだいぶ下がってきたようで、一安心している。
でもまあ不安は不安だし、彼女の状態も心配なのは間違いない。
しかも彼女は妊娠が分かる少し前から体調をガクッと崩しており、おそらくそれがつわりだったわけだが、今もなお体調不良に悩まされている。
それともう一つ、起立性調節障害というもの彼女を苦しめており、つわりとそれの症状により、立っていることはもちろん座っているのもしんどい状態。
今は安静にしていてもらっている。
動けない状態でどこにも出かけれられないことのストレスもあるだろうし、もちろん体調不良によるストレスもあると思う。
どうしていれば楽っていうものあんまりないようだし、一日中気分が悪かったり頭痛がしたり、寒気がしたり、ゲームで言うならいろんな異常状態に一気に掛かっているようなものだ。
かわいそうに。
これが病気の症状であれば耐えられないだろう。
子どもが生まれるため、と思うからこそ彼女は頑張っている。
僕は身の回りのサポートくらいしかできないけれど、できることをやろうと思っている。
さて、妊娠の報告を受けたその日から、僕は自分に子どもができたらの妄想をリアルにできるようになった。
今までは子どもができないかもっていうのがあったから、リアリティに欠けていた。
でも今は、何気ない買い物に一緒に行くところとか、家の中でどうやって過ごすのかとか、どんな風に成長していくのだろうとか、そういうことを考えている。
とっても楽しみだ。
直近の楽しみは、彼女のお腹が大きくなっていって、赤ちゃんがそこにいるっていう実感が更に湧くこと。
おなかをなでなでしたい。
このブログをいつか子どもに見せることはないと思うけど、たまにはこうやって近況を書いてみるのもいいなと思う。
とにかく今は彼女が元気で、赤ちゃんも順調に成長していってくれることを祈っている。
おわり。