かばのにおい

「彼女」について綴るための場所。非常に私的な内容となりますのでご了承ください。

おさなご

 ちょっと前に彼女から赤ちゃんを抱っこしている写真が送られてきた。もちろん彼女の子ではない。

 僕は赤ちゃんを目にする機会なんてそうそうなくて、親戚の家で赤ちゃんが生まれたっていうのを聞いてお祝いに行った時に見たくらいの、そんなさらっとした関わりしか持ったことがない。弟も妹もいないしね。だから実際赤ちゃんを目の前にしたらどうしたらいいか全くわからないと思う。

 写真に写っている彼女は、こなれている感というか赤ちゃんを抱っこしている姿が様になっていて安心感がある。きっと赤ちゃんも彼女に抱っこされていて不安にはならないだろう。その証拠に彼女が抱っこして寝かしつけることもできたようだ。幼子の扱いがうまい人ってなんだかいいよね。素敵な女性って感じがする。

 赤ちゃんは可愛くて、見ているだけで笑顔になってしまうような愛らしさなんだけど、その赤ちゃんを抱っこしている彼女が可愛くて僕はそっちで笑顔になっちゃう。笑顔で赤ちゃんを抱っこしている姿はまるでお母さんみたいな母性を感じさせて(赤ちゃんを抱っこしている補正だって彼女には言われた)たまらなく可愛い。母性云々は気のせいにしても、彼女が赤ちゃんとか子供を好きなことは写真からすごく良く伝わってくる。彼女が自分の写真を撮った時にはこんな全力の笑顔は見れないから、そういう意味でもこの写真は価値がある。

 それにしても赤ちゃんも彼女も可愛い。子供好きではなかった僕はいつの間にか子供を見ると優しい気持ちにあふれるようになって、自分も子供が欲しいなあって思うようになった。彼女が抱っこしている赤ちゃんを見ていると、こんな風に自分の子供を見ることができたらいいなあってぼんやり考える。今の僕にそれが可能であるかどうかは別としてね。

 こんな風に考えるようになったのも彼女の存在というか影響があったからだろう。彼女が子供と交流した面白い話を聞いたり、子供と接している姿を見たりして、僕もあんな風に子供と接してみたいなあって思った。子供という存在が素敵なものだと気付かせてくれたのが彼女だ。

 子供と接している時の彼女はすごく優しくて、笑顔で素敵だ。その時の彼女が凄く好き。

 そんな姿を見ていると、彼女と子育てをしてみたいなあなんて考える。そんな妄想。

 彼女と赤ちゃんのセットは非常にお互いの魅力を引き出す素敵な組み合わせだった。もっと見たい。