かばのにおい

「彼女」について綴るための場所。非常に私的な内容となりますのでご了承ください。

頼れる人に

 今日ふと、僕はこれから彼女を守っていかなければならないんだと思った。

 彼女はしっかり者で、自分で考えて行動することができる。

 芯がしっかりしていてブレない。

 僕が守るなんて言わなくても、自分で自分の身を守れそうな感じがする。

 周囲の人でも、僕のほうが頼りなくてなよなよしてて、彼女がしっかりして僕を引っ張っていってるって感じている人はいると思う。

 じゃあ本当に彼女が全部決めて、全部引っ張っていってるかっていったらそんなことはない。

 彼女は僕にほとんどの決定権を委ねてくれている。

 何をするにしても、僕に確認してくれるし、何かを決める際には僕に任せるって言ってくれる。

 僕を信頼して任せてくれている。

 そこで僕は色々考えたり調べたりして、結論を出すこともあれば、最終的な決定を彼女に委ねることもある。

 思い返してみると、彼女が任せるって言ってくれたのに、最終的に僕がまた彼女に決定権を渡すっていうことが多い。

 これって結局、決定するっていう重要な役目を彼女に押し付けてしまっていることにならないだろうか。

 僕が頼りない男である理由の一つが見えたね。

 こういうのを僕に任せて!って言ってビシっと決められるのがかっこいい男だよね。

 冒頭で述べた、彼女を守るというのは、物理的に守るのももちろんそうだけど、精神的な面でも守っていかなくちゃいけないなってことだ。

 プレッシャーやストレスから彼女を守っていく。

 僕がそばにいるから大丈夫だよって言ってあげられるように。

 そうして安心してもらえるように。

 最近、これから先、二人で頑張っていこうっていうことばっかり考えていた。

 もちろんそうなのだ。

 でもその感覚を持ちつつ、僕が頑張って彼女を引っ張っていく、という自覚を持たなくてはいけないなって思った。

 彼女が、僕についていけば大丈夫って思ってくれるくらいに、頼れる男になりたい。

 容易ではないだろうけど、頑張る。

 彼女にいっぱい助けてもらうだろうけど、肝心なところでは僕が男らしさを見せられるように。

 そうしたらきっと彼女にもかっこいい!って思ってもらえるはずだ。

 彼女とこれから先一緒に暮らして、結婚もしたら、僕は一家の主なわけだ。

 子どもが生まれたらお父さんになる。

 妻と子どもから見て、恥ずかしくない人にならなくちゃいけない。

 凄い先のことまで妄想したけど、今から考えて行動を変えていかないとね。

 頼りなくてぐずぐずしちゃう僕を変えていこう。

 おわり。