かばのにおい

「彼女」について綴るための場所。非常に私的な内容となりますのでご了承ください。

スカーフ

 今日は朝から衣装のフィッティングがあったので早起きして出掛けた。

 ドレスを着た彼女を見るのは久々。

 前に試着していたときよりも、しっくりきて、似合ってるなあって思った。

 結婚式というものがぼんやり形も見えていないくらいのときにドレスを選んでいるわけで、当時の僕らは言われたから選んでいるだけ。選ばされている感があった。

 全然気持ちが結婚式にノリノリって感じじゃなかったからさ。

 でも今は結婚式のイメージは固まっているし、自分たちが結婚式するんだっていう明確な意思が出来上がっている。

 ドレスを見る感覚も変化しているよね。

 それを終え、昨日に引き続き実家へ行って来た。

 うちの母的には毎日でも来てほしいんだと思う。

 なんというか、日に日に彼女に対する愛情が深まっているように思う。

 もう我が子と同列で可愛がってる。

 いや我が子より可愛がってる可能性すらある。

 男一人しか子どもがいなかったから、娘ができて嬉しいのだろうというのは想像に難くない。

 母からバレンタインにクッキーもらってたので、お返し用意しなきゃなーって言ったら彼女が買いに行こうって言ってくれたので行って来た。

 彼女の提案でスカーフをあげることに。

 僕の感覚からいくと母がスカーフ首に巻いているところは全く想像つかないし、イメージと違う感じがした。

 でも、彼女の提案は聞いておくに限る。

 色と柄でそこそこ悩みながらも無事選ぶことができて、すぐに母へ渡した。

 スカーフ貰っても使えないわ~的な反応が来るかなあと思っていたんだけど、そんなの一切なくて普通に喜んでくれた。

 彼女の言うとおりにしておいてよかったなあ~って感謝した。

 家に帰ってきた僕たちはベッドにごろごろして、うとうとした。

 早起きしすぎると午後に動けなくなってくる。

 僕は爆睡してしまった。

 夕飯は僕の気が向いたので、味噌豚キムチ丼を作った。

 なかなか美味しくできた。もう少し味の調節がうまく行けばもっと美味しかったかなあ。

 僕は気が向いたときだけ料理すればいいからめちゃくちゃ気楽だよね。

 彼女はやりたくないときもやらなくちゃいけなくて、そこをうまくフォローできたらなって思ってる。

 結婚式近づいてきたあ~こえええ。

 おわり。