かばのにおい

「彼女」について綴るための場所。非常に私的な内容となりますのでご了承ください。

盤上遊戯

 今日は色々あったんだけど、一つ、どうしてもやりたかったことができた。

 彼女は今日休みだったんだけどおしゃれ番長と会う予定があって、午後から出かけた。

 実家に晩ご飯を食べに行くつもりだったので、特に家事をする必要もなく、のんびりと帰りを待ってた。

 そこでふと思い出したことがあった。

 ボードゲームやりたかったんだってこと。

 そして、買うのは高いけど、手作りできそうなボードゲームがあるってこと。

 作りたいなあって思った。

 思い始めたら、どうしても作りたくなってきた。

 彼女が帰ってきて、疲れた様子だったんだけど、つい我慢できずボードゲームの材料を買いに行こうと提案した。

 彼女は断ることなく快諾してくれた。

 実家に寄る前に100円ショップへよることにした。

 もちろん、ボードゲーム作成キットがあるわけではないので、使えそうな材料をピックアップする必要がある。

 粘土でコマを作るというのは決定事項なのだが、芯になるものが必要だった。

 しかしサイズ的にちょうどよいものがなかなか見つからない。

 あれこれ探して、やっとアルファベットのスタンプセットを発見。軸部分が非常に良いサイズ感だった。

 必要なものが揃ったので、買い物を終わりにして実家へ向かう。

 気合を入れて晩ごはんを作ってくれていたので、ありがたく頂き、そのまま実家でボードゲーム作成に取り掛かった。

 材料を買い揃えたところで、いつ作ろうかという話になったのだが、今日作らないとずっと作らない気がするということで強行することにした。

 せっせと粘土をこね、芯用にスタンプの軸を連結し、そこに巻きつけていく。

 夢中で作ること一時間くらい。

 なんとか完成!

 足りなくなるかなと思っていた粘土は逆に余ってしまったので、彼女はもなかを、僕はモアイ像を作って終わりにした。

 粘土こねるのも疲れるね。

 でも、彼女と一緒に何かを一生懸命作るのってすごく楽しい。

 粘土を乾かさなきゃいけないからすぐには遊べないんだけど、これで早く遊んでみたい。

 わくわくする。

 こういう、休日にしかできないことをやると、満足感が違うね。

 楽しかった。

 ボードゲーム作りに時間を掛けてしまったので、帰りは遅くなっちゃったんだけど、充実した一日にできたと思う。

 おわり。