パンに具材を挟む仕事
最近、僕と彼女がハマっているゲームアプリがある。
サンドイッチ作るやつ。
絵が可愛らしくて、わりと単純作業で、それなりに自由度もあって、楽しい。
彼女が見つけて教えてくれて、やってみよう!ってなった。
やり始めてすぐ、あぁこれ僕の好きな感じのやつだ!って嬉しくなった。彼女的には思ってた感じとは少し違って残念だったようだ。でも楽しめてる。
二人同時に同じゲームをやりだすと、いつもプレースタイルの違いがきになる。とっても興味深いなあって思う。
熱しやすく冷めやすいためスタートダッシュだけ頑張る僕、コツコツマイペースに継続する彼女。
飽きるのは大抵僕のほうが先。何か大きな目的のためだったら、変化のない同じ作業を延々続けて頑張れる。でもその目的を達成すると、途端に何もやりたくなくなる。
彼女は、最終的な目的をゲームクリアに設定していることが多い。そのためそこに向けて努力を続けることができる。明確な終わりのないゲームだと、頑張り疲れて続かなくなることはある。
パズルゲームのようなステージをクリアしていくゲームだと、難しいステージで詰まって段々とやらなくなってしまう僕。難易度が高くても何度も何度も挑戦する彼女、というような違いが出てくる。
今回のゲームはお店を経営するようなシミュレーションゲーム。
商品を開発して、売上を伸ばして、お店を大きくしていくみたいな。
このゲームではお金の使い方に差がでた。
設備にちまちまお金を使っていく僕。お金を貯めて、高価なものをドーンと買おうとする彼女。
徐々に設備をレベルアップさせていくか、まとめて一気にレベルアップさせるかの違いのような感じ。
あんまり先のことを考えずに、今必要なものを手に入れようとする僕の性格がよく出てる。彼女のほうは、無駄な出費を抑えて、本当に必要な物にだけ、お金を掛けようとする性格が見える。
本が50冊入る棚、100冊入る棚、150冊入る棚があるとする。
僕はとりあえず今ある本を入れておきたいから50冊の棚を買う。入らなくなったらまた買えばいいやくらいの感じで。
彼女は、いずれ150冊の棚が必要になるんだから、買わないでおこうってお金を貯める。
雑な例えだけど、こんな感じ。
同じゲームでもこういう違いが出るのが面白いなって思う。
違いはあるけど、それでお互いがぶつかることってない。こっちのほうが絶対効率いいから!とか、そのやり方は間違ってる!とか、押し付けることがないからね。
考え方が近いから、ゲームに対しても細かな違いはあるけど、大きな括りでいうと似たような遊び方をしてる。だからこそ一緒に遊べて楽しめるんだと思う。
今日、このゲームをやっていて、必要だなあって思った情報をパソコンでまとめて資料を作った。印刷して彼女に渡したら、喜んでくれた。攻略サイトもあるけど、紙の資料のほうが彼女は喜んでくれる。それに攻略サイトを見ちゃうと、情報の価値が下がりまくってゲーム楽しめなくなりそうで。
これも、ゲームを楽しむ姿勢に大きな差があれば、喜んでもらえないものだったかもしれない。
彼女から、そういうやり方もあるのか!とか、そういう視点から考えるのか!とか、新しい発見を貰えるのが楽しい。
今やってるゲームを楽しめているのは、半分以上彼女のおかげだと思う。
たかがゲームと侮ってはいけない。
重要なコミュニケーションツールとなっている。