かばのにおい

「彼女」について綴るための場所。非常に私的な内容となりますのでご了承ください。

すきやきふうに

 なるほど。

 僕は心のなかで大きく唸った。

 三年前の今日の僕は何を考えていたのだろうとブログを読んでみた。

 眠っていて目が覚めた彼女が、僕に電話をかけてきて眠れないと言ったらしい。

 そこで爆睡していた僕は、眠りたい欲求と戦いながら電話に出て、彼女に自作の昔話を聞かせてあげたそうな。

 そしたら彼女がすーっと眠ってくれて、嬉しかったというような内容だった。

 三年前の僕偉い。

 今は彼女より先に爆睡してばっかりな僕。

 彼女をすーっと寝かしてあげることができずにいる。

 朝方に彼女に起こされても起きるかすら怪しい。 

 いや、こんな状態の僕を起こすことなど、気を遣って彼女はしないだろう。

 そういう観点からいくと、三年前の僕よりも今の僕のほうが劣っているといえる。

 彼女が眠れない時に助けてくれる存在から助けてくれない存在へとランクダウンしている。

 別の部分でランクアップしているとしても、このランクダウンは結構彼女を失望させている気がする。

 話を戻そう。

 三年前の僕は、彼女を寝かしつけて、二度寝してから仕事に行ったようだ。

 彼女は僕よりも遅い出勤のシフトで仕事にやってきて、僕のシフトも彼女と一緒だと思ったから電話したということを言ったらしい。

 早起きしなきゃいけないって分かっていたら、電話しなかったと謝ってくれたみたいだ。

 謝ってくれた彼女が可愛くって、僕はたいそう喜んでいる。

 素直に謝ってくれる彼女って可愛いのよね。

 心の底からごめんね~って感じで謝ってくれるので、あの謝り方をされると許さないわけにはいかなくなる。

 このブログを読んでみて思うのは、僕に元気がみなぎっているなってこと。

 仕事で疲れているって思っているけど、もしかしたら気持ちの問題で、気合が足りないというか、あの頃と比較してガッツ的なものが減っているのかもしれない。

 彼女を寝かしつけてあげようという気持ちに限らず、弱くなってしまっている部分があるという認識を持って、生活していこうと思う。

 彼女をがっかりさせないために。

 おわり。