かばのにおい

「彼女」について綴るための場所。非常に私的な内容となりますのでご了承ください。

最近精神的に追い詰められると汗がでるよ

 今日家を出る前に、いつも彼女と交換している日記をかばんに入れたんだけど、その時に「あ、昨日日記書いてないや!!」って気づいた。もう仕事に行く時間で、今から書くわけにもいかない。手も足も出ない状況と暑さのせいで僕は汗だくになった。

 最近、日記を持って行くことを立て続けに忘れるという失態も犯しているので、もう本当にどうしちゃったんだよ自分と自責の念にかられ、気が緩んでいるのかなあとか、頭おかしくなっちゃったのかなあとかいろいろ考えた。

 日記書き忘れたって言ったら、彼女怒るかなあって不安になって、なんとか書き忘れたのをごまかせないか、と考えるずるい自分が現れた。

 もしかしたら、何事もなかったかのように日記を交換すれば、僕が書いていないことに気付かないでいてくれるかもしれない。書いていないことに気づいていないことにして、彼女から指摘されたら、書いたと思ってた!!ごめん!!って言ったらいいかもしれないとか。

 書き忘れていたという僕の落ち度をなんとか誤魔化せたらいいなあという考えがいくつか頭をよぎった。

 しかしそれを実行する価値は全く見いだせなかった。どう考えたって、正直に書き忘れたって言うのが一番いい。

 変に取り繕って言い訳したり、嘘で塗り固めるよりも、正直に言って謝ったほうが100倍まし。僕は愚か者にはなりたくない。

 正直に謝れば彼女はきっと許してくれる。

 ということで、出勤早々彼女にごめんねって謝った。彼女はやっぱりやさしくって、許してもらえた。

 ほっとしたのはいいんだけど、仕事に対するやる気が全く出ない。昨日ゆっくりやすんだお陰で体力的にはいい感じだったんだけど、気持ちが全く上がってこない。

 僕にとっての癒やしは彼女だし、元気を出すきっかけを作ってくれるのも彼女だ。

 でも今日彼女は僕と入れ替わり。僕が仕事に入れば彼女は帰ってしまう。

 仕事を終え帰宅する彼女を見送り、ここからの仕事をどうこなしていこうかと思いながら忙殺されていた。

 それからさほど時間が経たないうちに私服姿の彼女が見えた。あまりに彼女を求めるがゆえに幻覚を見たのかと本気で心配したけど、本物の彼女だった。夕食に足りない食材を買いに行くついでに元気のない僕の様子を見に来てくれたらしい。

 僕の仕事が一段落つくまで待っててくれたので、嬉しくてニヤニヤが止まらない状態で彼女に近づいていった。とっても気持ち悪い人だったはず。

 あまりゆっくりしていられるわけではなかったから、すぐに彼女は帰って行ってしまったんだけど、彼女に会えたことで僕はかなり元気になった。

 おかげで仕事が終わるまでちゃんと頑張れた。

 特効薬だなあって思ったよ。