かばのにおい

「彼女」について綴るための場所。非常に私的な内容となりますのでご了承ください。

ねおち

 疲れてる。

 新しい職場で初めてのことばかり。相当疲れた。身体のいたるところにコリを感じる。痛いくらい。

 働いたのは三日だけなのに、一週間くらいの密度があった。恐ろしい。

 ここで僕が言いたいのは、しんどいわーつかれたわーってことじゃない。言っちゃってるけども。

 疲れが溜まった結果、起きていられなくなった。

 昨日も、彼女の寝る支度が整うまで待ってようと思っていた。でもちょっとしんどいから横になってた。

 そしたら寝ちゃった。

 彼女が連絡くれるまで30分も間隔は空いてなかったと思う。でも爆睡してた。

 目が覚めたのは朝の起きる時間。アラームによって起こされた。

 僕の記憶は、彼女からの連絡を待っている所から始まった。だから「あーしまったちょっとうとうとしちゃった。彼女から連絡来てるかなあ」って思った。まさか自分が爆睡してもう朝になっているなんて考えられなかった。

 次第にちょっとだけ頭がクリアになって、ばっちり寝てしまったことを理解した。

 今日仕事終わりに、働いている彼女に会いに行った。

 そしたら、僕が先に寝ちゃったことを怒ってはいなかった。でも、睡眠アプリを入れたって言ってた。

 僕が先に寝ちゃって、電話しながら眠るってことができない。ならばその代わりに、睡眠アプリを使って眠ろうって作戦。

 今日は起きてるから!頑張るから!って言う僕に対し「別に睡眠アプリあるから寝ていいよ」って冷静に返す彼女。

 彼女は慣れない仕事で僕がしんどいことを分かってくれてる。寝るのが遅くなって、次の日に支障が出ても困るって思ってくれてる。

 そんな思いやりが伝わってくるので、無責任に「起きてる!!寝ない!!」なんて言えない。

 僕を気遣ってくれているのが分かるので、嬉しい。

 ただ同時に、彼女と電話しながら寝るっていう今までの日課をどうにか続けたいっていう思いもある。だって楽しいから。

 なによりアプリに負けた感じがして悔しい!

 くそーアプリめ!僕のほうが彼女をうまく寝かせられるぞ!みたいな。バカだね。

 仕事に慣れるとか、新しい生活リズムが出来上がるとかで、うまく彼女と電話して寝るっていうのをやっていきたい。

 ただでさえ彼女と交流する時間が少なくなっちゃうから。

 無理をしないでも彼女と一緒にいられるように、努力をしていきたい。