かばのにおい

「彼女」について綴るための場所。非常に私的な内容となりますのでご了承ください。

べーこんすーぷ

 彼女はとっても注意深く、視野も広い。

 物事を深く考えているし、想像力も豊かだ。

 でもわりとおっちょこちょいなところがある。

 それが彼女の可愛いところの一つだと思う。

 しっかりしている人が、たまにやらかす失敗って可愛らしいじゃんね。

 僕のやらかすうっかりっていうのは、考えの浅さによる、見切り発車なところがあるから。

 彼女のやらかすうっかりっていうのは、彼女の守備範囲を越えたところで何かが起こると発生する。

 どういうことかというと、彼女は普段から色々たくさんのことを考えて、間違ったことが起きないように気をつけている。

 彼女の考えが及ぶ範囲であれば、おおよそ失敗や間違いは発生しないんじゃないかな。

 でもあれだよ、イレギュラーに弱いわけでもない。

 そのイレギュラーが起こってもいいように行動しているからね。

 予想外のことが起こることもある程度折り込み済みなのだ。

 だから本当に、彼女のうっかりっていうのは、本当の意味でうっかりなときだけ起こる。

 予想もしていないような、ちょっとしたこと。

 失敗っていっても大した失敗にならないようなこと。

 彼女からしたらちょっと恥ずかしい失敗にはなるかもしれないけれど、なんとでも取り返しがつくような。

 だから可愛いなって思うんだよね。

 やばい失敗をたくさんされたら笑えないもんね。

 僕に一瞬でバレるような嘘をつくのも、このうっかりの中に入るかもしれない。

 彼女が完璧な人だったら、僕は窮屈に感じてしまうかもしれない。

 彼女にはこのうっかりがあることが魅力だと思う。

 いつまでもこのうっかりは失わないでいて欲しい。

 おわり。