かばのにおい

「彼女」について綴るための場所。非常に私的な内容となりますのでご了承ください。

ばんず

 最近の可愛かった彼女。

 僕が寝室でブログを書いていた頃、彼女はリビングでテレビを観ていた。

 ブログを書くために寝室へ篭もると、しばらく出てこない。

 彼女はそのすきを突いて、アイスを食べてた。

 そのことを知らない僕は、ブログを書き終わって歯を磨こうと部屋を出た。

 そしたら普段の倍くらいの俊敏さで彼女が、ダダダダッって走って来てごみ箱に何か捨てた。

 それから僕の方に笑顔で近づいてきた。

 彼女の動きに不信感を覚えた僕は、ごみ箱を覗きに行こうとした。

 すると彼女は、行く手を阻む。

 なんにもないよ!って感じで。

 いよいよ怪しい。

 ごみ箱を確認すると、アイスの包装が捨ててある。

 アイス食べたでしょ!って言ったら、彼女がめちゃくちゃ素直にごめんねって謝ってきた。

 言ったらダメって言われると思って、内緒で食べたんだって。

 黙って食べてごめんなさいって何回も謝ってきた。

 その姿が可愛かった。

 僕は、いつも食べていい?って確認してくる彼女が、今日に限って確認せずに内緒で食べたことに少なからずショックを受けた。

 黙って食べるなんて…!って。

 必死に謝ってくる彼女が可愛かった。

 僕がブログ書いている間にこっそり食べればバレないと思ったらしい。

 そのちょっと浅はかな感じも可愛い。

 さすがにバレる。

 そんなにしてまで食べたかったらしい。

 さすがにそんなに食べたかったんなら、言ってくれればいいよって言ったのに。

 でも珍しい

 彼女が見れたので良しとする。

 おわり。