かばのにおい

「彼女」について綴るための場所。非常に私的な内容となりますのでご了承ください。

もすもす

 彼女は僕の考えの上を行っていることが多い。

 僕が気に入っているフレーズの、彼女が言うことはだいたい正しいというのも、その点が重要になっていると思う。

 僕が考えうる可能性よりも、彼女のほうが多くの可能性を考えることができて、その中から最も正解に近いと思われる答えを探し出すことができる。

 だから、彼女の意見を聞いておけば、僕が単独で行動するよりも良い結果が出るということ。

 僕の思考能力の上を行くわけだ。

 僕よりも深く考えることができる彼女のおかげで、だいぶ助かっている。

 彼女の助言通り、準備を早めにやっておいたおかげで、余裕ができるとか。

 彼女が色々考えておいてくれたおかげで、すんなり物事が運ぶとか。

 絶対あったほうが楽だっていう彼女の言葉を信じて買っておいたものが、やっぱり役に立つとか。

 逆に、彼女が買っておいた方がいいっていうものを、その助言を聞かず買わずにいると、後で欲しくなる。

 僕の助言によって彼女が助かったことなどあるんだろうか。

 僕の考えることなんて、だいたい彼女がすでに考えてるんだよね。

 得意げにこうやって考えたよ!!って言うと、彼女はそこには考え至っていて、それはわかってるって言われちゃう。

 僕は自分で思っていたよりもだいぶ馬鹿だったんだなって、何度も思うようになった。

 僕が馬鹿というより、彼女が賢い気がするんだけどさ。

 彼女に頼ってあんまり考えないってわけにもいかないから、一生懸命考えてるつもりでも、彼女のほうが上を行ってるんだよねえ。

 彼女に負けたくない!とかあるわけじゃないので、とっても助かることばっかりでメリットしかない。

 ありがたい。

 彼女からすれば、僕の考えが浅すぎって感じなのかもしれない。

 助かってるよ~!

 おわり。