かばのにおい

「彼女」について綴るための場所。非常に私的な内容となりますのでご了承ください。

なすぴーまん

 仕事がいやだいやだと言って出勤した割に、今日はそんなに嫌なことがなかった。

 心配していたことも彼女の言うとおり大丈夫だった。

 よくある僕の取り越し苦労というか、過度に恐れすぎだったというか。

 行ってみればなんてことない感じだった。

 他の仕事もそんなに精神的にしんどいものではなくって、思ったよりのんびり仕事ができた。

 ただ、後半急に時間が押してバタバタになった結果、帰りはかなり遅くなってしまった。

 それもこれも上司のせいなのだが、文句が言えるわけでもなく。

 良い子ちゃんしてた。

 帰りが遅くなるのは本当に嫌だ。

 やらなきゃいけないことがある時は仕方ないけど、上司に付き合わなくちゃいけないときとか、最悪だよね。

 僕はなんもやることないのに帰れないとか。

 普段お世話になってるから、そういう時に恩返ししなきゃいけないのかもしれないけどさ。

 僕は彼女のいる家にできるだけ早く帰りたいのだ。

 先日客先で、結婚とか子どもとかの話をしてたんだけど、二人のときはまだ良いけど、子どもができて早く帰れないと奥さんが大変だという話になった。

 あぁ確かにそうだなあって思った。

 子どもにごはんを食べさせたり、お風呂に入れたりといった仕事を奥さんが全部やらなきゃいけなくなる。

 僕が早く帰ってくればいいけど、今の感じで遅くなると手伝うのも難しいよね。

 僕の父のことを思い出すと、5時とか6時には帰ってきて、一緒にご飯食べてた。

 育児を手伝うような父ではなかったけど、夜に両親がちゃんと揃っているのが当たり前の環境は、良い環境だったのかもしれないなと思う。

 そんなことも考えなきゃいけないな~って思った。

 早く帰るための努力をして、今のうちからなるべく早く帰る癖を付けとかないといけないな~って。

 仕事いやだなあ。

 おわり。