びあそーせーじ
彼女が家で待っていてくれると思うと、けっこう頑張れる。
彼女の存在が力になってくれてるってことだと思う。
早く帰りたいけど、遅い時間にお客さんのところに行かなくちゃいけなくなった時、真っ先に思い浮かぶのは彼女のこと。
また遅くなってまたせちゃうなあっていう申し訳なさでいっぱいになる。
遅くなるからには、この仕事を無駄にしちゃいけないなとも思う。
彼女を待たせるばかりで、仕事でなんの成果も出せないのでは散々すぎるからね。
何のために仕事をしているのかといえば、彼女のためであり、彼女との生活のためであると言える。
今日は、遅くまで粘った結果、良い成果を出すことができた。
この報告が彼女にとってどれくらい良い報告になるかは分からない。
いい報告を受けるよりも、僕が早く帰ってきたほうが何倍も嬉しいかもしれない。
僕が早く帰ってきて、なおかついい報告が聞けるのが一番いいのは間違いない。
仕事で良い成果がでると彼女に報告したくてたまらなくなる。
彼女が喜んでくれるかどうかも重要だけど、なにより僕はやったよ!がんばったよ!っていう、報告というのか自慢というのか、そういうアピールをしたいのだ。
彼女にしか、自分を全肯定したような台詞は言えない。
僕がどういう人間かよく分かってくれているという信頼感があるからなんでも言える。
他の人にだったら、こんな調子に乗ったこと言ってなんて思われるだろうかって不安になるけど、彼女にだったら全力で調子に乗れる。
調子に乗りすぎだったら、彼女が注意してくれるしね。
公平な目線から意見を言ってくれるという絶対的な信頼があるので、彼女が良いと言ってくれれば僕は肯定される。
僕を制御してくれる存在だと思う。
僕はとにかく彼女のために全力で頑張って、それを彼女が評価してくれる。
道を間違えそうに慣れば修正してくれるし、前に進めなくなりそうになったら励ましてくれる。
よく、彼女が僕のことをマネージャーって言ってたけど、僕にとって彼女はマネージャーだなと思った。今。
コンディションを上向きにしてくれる名人だ。
すごく助けてもらってる。
彼女のおかげで毎日頑張れてるんだね、やっぱり。
ありがとう。
おわり。