かばのにおい

「彼女」について綴るための場所。非常に私的な内容となりますのでご了承ください。

おむがーりっくらいす

 今日も仕事の帰りが遅かったわけだが、いつものように彼女は僕の帰りを待っていてくれた。

 いつ帰ってくるのかなって待ってると、心が落ち着かないものだ。

 ゆっくりしようと思っても、直後に帰ってくるって言われたらって思うと、ゆっくりできなかったりね。

 お腹も空くだろう。

 お昼ご飯食べてから何も食べずに7時とか8時まで待ってるのは苦痛でしかないよね。

 でも、彼女は待っててくれる。

 しかも作り置きしないで、僕が作りたてのご飯を食べられるようにしてくれてる。

 すごくありがたいよね。

 それで今日はオムライスを作ってくれるって言ってたから楽しみに待ってた。

 しばらくして、机にででーん!とオムライスが出てきたんだけど、よく見るとちょっと普通と違う。

 ごはんがケチャップじゃない。

 ガーリックライスだった。

 おしゃれな洋食屋さんとかだとこういうのあるよね!

 そういえば結構前に、ガーリックライスの素を買ってあったのだ。

 よく覚えてたね彼女。

 僕は完全に忘れてた。

 そしてこのオムライスの美味しさが素晴らしかった。

 めっちゃうまいの。

 同じ量をもう一回おかわりできるレベル。

 ごはんと卵の間にチーズを入れてあって、そのひと工夫がめちゃくちゃ効いてる。

 これを作ろうという発想が素晴らしい。

 大絶賛。

 ごはん待っていてもらえる幸せを噛み締めつつ、美味しいご飯を食べられて、最高に幸せだった。

 また食べたい。

 おしまい。