かばのにおい

「彼女」について綴るための場所。非常に私的な内容となりますのでご了承ください。

くりーむしちゅーう

 彼女は首を痛め、体調が良くないようだ。

 僕も二日前くらいから風邪っぽい症状に苦しめられている。

 彼女が心配してくれて、クスリ飲んだらとか、首にタオル巻いて寝るといいらしいよとか、アドバイスをしてくれた。

 彼女の言うことはだいたい正しいの精神で、言われたことを全部やってみたところ、今日は起きたら喉が痛くなかった。

 相変わらず、鼻の具合は良くないけど、喉が痛くないだけでだいぶ良い。

 やっぱり彼女の言うことは正しい。

 僕はわりと素直な方だと自負している。

 仕事とかで、こうやったほうがいいじゃない?って言われたら素直に実行する。

 褒められれば素直に喜ぶし、注意されればすぐヘコむ。

 でも、彼女相手となると、たまに天邪鬼な自分が顔をだすのがわかる。

 彼女が言うことを素直に実行できない、謎の抵抗力みたいなものが僕の背後から湧き出てくる。

 原因はよく分からない。

 彼女の言うとおりにするのが気に食わないわけじゃない。

 なんとなく、そうしなくてもいいんじゃないかって思って抵抗したくなる。

 でも結局、彼女の言うことが正しい。

 自称素直なくせに、彼女の忠告やらアドバイスを、一発ですんなり聞くことってあんまりないんじゃないかと先日気付いたのだ。

 お恥ずかしい限り。

 自称素直を返上しなくてはいけない。

 彼女の言うことはだいたい正しい。

 これを呪文のように、よく心のなかで唱えている。

 おわり。