かばのにおい

「彼女」について綴るための場所。非常に私的な内容となりますのでご了承ください。

かじ、ごりら、ちんぱんじー

 今日僕が一番頑張ったこと。

 それは家に帰ってきてからの家事。

 なんと今日は彼女が仕事終わるのより、僕が仕事終わるほうが早かった。

 家に帰ってきても彼女がいなかったのだ。

 そこで急いで家事をやることにした。

 彼女が疲れて帰ってくることは明白。

 ならば帰ってくるまでに家事をある程度済ませておけば大喜びしてくれるに違いない。

 真っ暗な室内を見たときにそう決意した。

 急いで残ってた洗い物を済ませ、洗濯物を畳む。

 この間十五分程度。

 達成感に包まれる僕。

 ちょっと休憩していると、彼女から帰ると連絡があったので、歩いて迎えに行った。

 予想通り疲れている彼女に無理をさせちゃいけないと思って、晩ごはんもテキパキ用意した。

 仕事から帰ってきて、色々するのはとっても大変だ。

 僕はこうやって気が向いた時にたまにやるだけだけど、彼女は気が向こうが向かまいがやるしかないのだ。

 やってなくても僕が責めることはないけど、彼女に後ろめたさが生まれてしまうからね。

 前にも言ったことがあるけど、毎日やっている奥さんが賞賛されず、たまに手伝う旦那さんが褒められるのはちょっと不公平だと思う。

 そりゃあ旦那さんは仕事を頑張ってきてるってのはあると思うけど、それはそれで切り離して考えないといけないんじゃないかなあ。

 奥さんも仕事しているパターンも現代では多いわけだし。

 仕事を頑張っているのはそれはそれで評価されていいはず。

 しかしそれは家事とはまた別問題。

 仕事を頑張っていることが、家事をしないことの免罪符になっているのはおかしいと思う。

 というわけで、僕は彼女に毎日感謝している。

 家事を頑張ってくれているし、仕事もしてくれて家計を助けてくれてる。

 これで僕が疲れてるからって言う理由で家事をしなかったらクズ野郎だ。

 でも世間の価値観はやっぱり、家事をやる旦那さん偉い、なわけで。

 褒められるのは好きなので、僕は甘んじてその評価を受け入れるけど、彼女だってとっても頑張っているんだってことを忘れちゃならないなと思うのであった。

 おわり。