かばのにおい

「彼女」について綴るための場所。非常に私的な内容となりますのでご了承ください。

ぴざ

 家に帰ったら、彼女が晩ごはんの支度をしてくれてた。

 事前に食べたいものを聞かれてて、あんまり深く考えず「豚の生姜焼き!」って言ったらちゃんと用意してくれてた。

 わざわざ仕事終わってから買い物に行ってくれたのだ。

 仕事で疲れてるはずだし、一回家に帰ってきてから出直すのも、結構気合のいることだし、とっても頑張って行ってきてくれたに違いない。

 おまけに、ピザまで買ってきてくれてた。

 僕のおやつ用。

 なーんてこったい!

 素晴らしい。

 買い物に行ったときに、喜ぶようなお土産を買ってくるのってワクワクする。

 僕もよく、彼女が喜ぶかなあって考えながらお土産を買っていくから、今日の彼女がどんな気持ちで買ってくれたかが想像できる。

 そうやって考えてくれてるっていうのが嬉しい。

 晩ごはんは生姜焼きとお味噌汁とサラダとキノコ炒めという素晴らしいラインナップ。

 美味しくご飯を食べられた。

 彼女のお料理スキルが上がっていると思う。

 料理が美味しいのはもちろん、手際というか段取りが良い。

 彼女がとっても考えてやってくれてるんだなと思う。

 仕事を一緒にやっているときからそうだったけど、現状に満足せずに効率よく、無駄なく、作業を進める方法を常に考えているのが彼女だった。

 お弁当も、前日に作り置くテクニックがかなり活用されて、おかずが充実してる。

 晩ごはんも作る時間がかなり短縮されている。

 帰ってきてからすぐに食べられるように計算してくれていたり、下準備だけ進めてくれていたり。

 日々の家事の中で、漫然とそれをこなすだけでなく、より良い方法を模索してくれている。

 彼女のすごく良いところ。

 こんな風に、考えて工夫したり、新しいやり方を取り入れたりって意外とできないものだよ。

 食器の洗い方にしても、節約とか効率とか、やりやすさとか、色々加味しなきゃいけないことがある。

 そこの兼ね合いをうまく調整しながら、もっとも良いと思われる方法を導き出す。

 そういうの彼女は上手だ。

 僕が思いつきでやるよりも、確実に間違いのない答えだと思う。

 そうやってもらえるの非常にありがたい。

 助かってる。

 彼女に置いていかれないように、古いやり方に固執せず、彼女の意見を吸収していきたいと思う。

 おわり。