かばのにおい

「彼女」について綴るための場所。非常に私的な内容となりますのでご了承ください。

からいまーぼー

 彼女は僕のことを褒めてくれる。

 人を褒めるのって、難しい。

 本当にその人のことが素晴らしいと思っていても、褒められないことってある。

 褒めた時に相手がどう感じるか分からなくて褒められないとか。

 褒めたい気持ちはあるけど、うまく言葉にできないとか。

 他人に誰かのことを褒めるときって、本人に褒めるのとはまた別の難しさがある。

 AさんにBさんのことを褒める場合。

 AさんはBさんのことあんまり知らないという前提(顔見知り程度)があると、もはや何を言ってもうまく伝わらない気がして、褒めることを諦めてしまう。

 いきなりBさんてすごい人なんだよ~って言っても「ふ~ん」ってなっちゃうじゃんね。

 彼女はそこをうまくやるんだよね。

 Bさんの情報をAさんに与えることで、Bさんへの理解度を深め、そこから褒めることで伝わるようにする。

 話の組み立ての上手さなのかなあ。

 Bさんがどういう人で、どこがどういう風にすごいのかを、間延びしないように上手に伝えられるんだよね。

 素晴らしいと思う。

 僕が延々説明しないと伝えられないことを、彼女はぱぱっと明瞭に伝えることができるんだと思う。

 情報の取捨選択がうまいっていうのもあるかも。

 だから、彼女に褒めてもらえると非常に嬉しい。

 僕に褒めてくれるのもそうだし、周囲の人に僕のことを褒めてくれるのもそう。

 特に職場に人に僕の良いところを話してきてくれるみたいで、勝手に僕の株が上がっていて嬉しい。

 僕も以前から褒め上手になりたいなあって思ってるんだけど、なかなかうまくできないんだよね。

 話を組み立てる力、全然ないから、そのへんの見直しが必要かもしれない。

 あ、あとあれだ。

 彼女の観察眼もあると思う。

 良いところを見つける力。

 彼女には優れたところがいっぱいあるなあ。

 それをうまく褒められない僕はポンコツなのか。

 がんばろう。

 おわり。