かばのにおい

「彼女」について綴るための場所。非常に私的な内容となりますのでご了承ください。

むげんぴーまん

 帰ってくると、彼女がご飯を作ってくれてた。

 玄関に入るといい匂いがするのは幸せな瞬間である。

 事前に彼女が食材のことを話していて、作ってくれているんだろうなと予想していたため、リアクションが薄めだった。

 彼女としてはもっと良いリアクションがもらえるかと期待していたようなので、それに応えらなかった。

 申し訳ない。

 家に帰ってくるまでってわりと元気。

 帰ってきて、ふぅって一息つくと急激にしんどくなってくる。

 これを僕は、家に帰ってきて安心して、張り詰めた心が開放されたからだと考えている。

 彼女が僕の帰るべき場所になってくれているんだよね。

 ほっと落ち着けるような空間を彼女が作ってくれている。

 帰ってきて、彼女がいないと寂しいもんね。

 彼女がいてくれるだけで、嬉しい。

 なにかしてくれればしてくれるほど、嬉しいが積み重なっていく。

 彼女は僕に対して気を遣わなくていいから楽だって言ってくれる。

 彼女の気を遣うっていうレベルは相当高くて、相手の思考はもとより、本人が気づいていない潜在的な部分まで考えて気を遣うくらいだ。

 普通の人たちの気を遣うレベルを超越していると言っていいはず。

 だから、気を遣わなくていいというのは彼女にとってすごく楽なことだと思う。

 そう言ってもらえるのもすごく嬉しい。

 彼女が僕に何かしてくれるだけじゃなくて、僕がしたことで喜んでくれたり、僕といることで楽しんでくれればそれがまた嬉しい。

 彼女は僕にたくさんの嬉しいをくれる。

 だから彼女と居たいって思う。

 彼女がいてくれることで、僕は幸せを感じられるのだから。

 おわり。