かばのにおい

「彼女」について綴るための場所。非常に私的な内容となりますのでご了承ください。

父母

 我が家では彼女が歓迎されている。

 正直、我が家はそんなに社交的ではないと思ってた。

 彼女を家に呼ぶのは構わないけども、別段歓迎してます~!感は出さないよって感じかと思ってた。

 そしたらなんだか、アイスを用意しといてくれてたり、彼女が来る前に部屋のクーラー入れといてくれたり、めちゃくちゃ気を利かせてくれてる。

 一緒にご飯食べるのも嬉しそう。

 人見知り系一家だと思ってたけど違ったらしい。

 なんとなく、彼女を呼ぶと嬉しいんじゃないかなと思う。

 おとといも、カレーをテイクアウトして帰るよ~って言っといたら、サラダを作っておいてくれた。僕と彼女の分。

 食事のクオリティが上がった。

 普通だったら、食べたいか分からないし、余計な事になりそうだからやめとくとか考えそうな母なのだが、積極的にやってくれる。

 彼女に対して何か気の利いたことをやってあげたいって思ってるのかなあと思う。

 あと、彼女なら好意的に受け止めてくれるって思ってるのかもしれない。

 彼女の印象が良いからね。

 父も、彼女に梨を食べさせてやれ!おいしいぞ!とやいのやいの言ってきた。

 歓迎する気満々なのである。

 ゆっくりしていってね~って母が言うし。

 あれは本心からのゆっくりしていてね~である。

 おそらく、彼女が遅くまでいちゃいけないっていう気配りをしていることを察してるのかなって思うね。

 本気で思ってなかったら、僕がその違和感に気付くと思う。

 本当は帰って欲しいって思ってるんだとしたら、隠すのうますぎである。

 彼女がいるだけで、家が明るくなった気がするんだよね。

 すごく良い効果をもたらしてくれている。

 多分ね、父はまた彼女とご飯食べに行きたいと思ってるんじゃないかなあ。

 それもこれも、彼女の気配りのおかげだと思うんだよね。

 彼女がいい子だってわかれば、優しくしてあげたくなる。いろいろ気を利かせてあげたいって思うよね。

 僕の父と母に良い印象を与えてくれたからこそだ。

 彼女も、僕の母のことを好きだって言ってくれた。

 これもまた嬉しいよね。

 歓迎してる感じがあるから、気軽に彼女を連れてこれる。

 彼女も嫌がらないから、気軽にうちくる?って誘える。

 とってもいい感じ!

 これから先も彼女と僕の両親の交流ってのは発生してくるはずだ。

 そのたびに、どんどん我が家の中に彼女が溶け込んでいってくれれば、一番いいなと思う。

 なかよくたのしくやっていきたい。

 おわり。