手料理
今日は彼女と遊んだ。
特に予定はなくって、僕の家に彼女を呼ぶことにした。
昨日の話で、僕が彼女に手料理を振る舞うことになってた。
ちなみにだけども、僕は普段ほとんど料理をしない。
料理するのは嫌いじゃないし、作りたいなあと思った時はちゃんとやるんだけど、年に数回っていうレベルだ。
そんな僕にぶっつけ本番の機会が訪れた。
なにを作ろうかなあって考えたけども、僕がぱぱっと作れるのはせいぜい、オムライスとチャーハンとパスタくらい。
ならばパスタだろう!ということで、彼女が好きそうなパスタを考えた。
うーんうーんと悩んで、そうだ!舞茸を入れたパスタを作ろう!とひらめいた。
「パスタ 舞茸」で検索。
出てくる出てくる。舞茸を使ったレシピ。
クリームソースのパスタもあったんだけど、和風なバター醤油のほうが美味しそうだった。
これなら作れそうだ!と思って安心した僕は大した準備もしないで本番を迎えた。
彼女が家に来るまでだいたい20分掛る。
その間に完成させるのが目標だ。
パスタの作り方はだいたい分かるんだけど、手際がものすごく悪い。
パスタを茹でて、材料を炒めていると彼女がやってきたので急いで迎え入れ、テーブルに座って待っててもらった。
到着と同時にいただきますするという目標は達成できず。
作っていると次第に、おいしく出来てるか不安になってくる。
どきどきしながら仕上げに取り掛かり、なんとか盛り付けまで完了した。
作ってたらお腹すくね。
早速いただきますして、食べてみた。
彼女が一口目を食べて、なんて言うか心配でじーって見てたら、おいしいって言ってくれた。
よかったー!ってすごく嬉しくなった。
お菓子を作って食べてもらったことはあるけど、手料理って感じで振る舞ったのは初めて。
失敗しなくてよかった。
彼女はちゃんと褒めてくれるから嬉しい。
上手にできたねって言ってくれる。
思った以上においしくできたので、これは僕の得意料理として君臨することになるだろう。
その後、部屋でゆっくりして、途中買い物にも行って、また帰ってきてゆっくりした。
買い物へ行くって言った時に、父が和菓子を食べたいと言い出したので、買ってきてあげた。
彼女も僕も和菓子は好きだし、お金を出してくれるというので、全員分ドカンと買ってきた。
ついでに部屋に蔓延る加齢臭に悩む父のために芳香剤も購入。
なんだか父のために出掛けたみたいになってるね。
三時のおやつタイムってことで、みんなでお茶をすすりながらお菓子を食べた。
彼女が来ると、家が活気づく。
母も父もはしゃいでる。楽しそうだ。
賑やかで良いねって彼女が帰ったあと、母が嬉しそうに言ってた。
彼女が賑やかいっていう意味じゃなくて、僕が感じたのと同じように、家が楽しい雰囲気になるってことだと思う。
いつもはもっとしーんとしてる。
すごく良いことだなあって思う。彼女が来てくれるとホントに、素敵な家庭みたいな空気感になる。
今日も夜に彼女は予定があるため、それまでの時間最大限ゆっくりした。
久々に気合い入れてマッサージもした。
ブランクのせいで、僕がへばる。
指も痛くなるし、これは最近やってあげられてなかったせいだなあって思った。
彼女の趣味の活動が一段落したら、またゆっくりマッサージしてあげたい。
そういえば、もなかも彼女に構ってもらえてすごく嬉しそうだったなあ。
とっても可愛がってくれるので、僕も嬉しい。
彼女の手をペロペロ舐めてて、相当心を許してる!って思った。あれはあんまり知らない人にはやらない。
どんどん彼女が家に馴染んできてくれて嬉しい。
どんなに馴染んでも気を遣う部分はなくならないだろうけど、できるだけ気軽に来てもらえると嬉しいなと思う。自分の家みたいな感覚で。
彼女が来ると、父も母も喜ぶしね!
今日も良い一日だった。
明日の仕事が憂鬱だけど、がんばるぞー!
おしまい。