かばのにおい

「彼女」について綴るための場所。非常に私的な内容となりますのでご了承ください。

たこ、もしくはいか

 今日は二人とも休みの日。

 夕方に大きな予定が控えていたので、その前に色々やっておかなければ行けなかったのだが、全くやる気が起きない。

 ぐーたらしてお昼を過ぎ、ぐーたらしてそれから更に二時間近く経過して、やっと動き出した。

 まず、昨日買いそびれたものがあったのでそれを買いに。

 100円ショップとドラッグストアでお買い物。

 それからさくっと実家に寄って、お茶を飲みつつお菓子を食べた。

 僕の部屋にある本を回収。

 さらにお土産をもらって、一旦家に帰ってきた。

 かなり急ぎ足で予定を済ませたので、なんとか思った通りのスケジュールに持ってこれた。

 そしてここからが本日のメインイベント。

 結婚式の衣装打ち合わせ。

 僕は何をやるのかが漠然と理解しているだけで、何やるんだろう~って不安をいだいてた。

 彼女は、衣装を選ぶに際してテンションが全くあがらず、でも打ち合わせなんだからちゃんとうまくやらなきゃって思ってたみたい。

 それが結構プレッシャーになってた様子。

 僕はそれを感じながらも、どうやってそれを取り除いてあげればいいか分からずにいた。

 打ち合わせに行ってみると、前回相手をしてくれた方ではなくて、初めて会う人だった。

 人見知り気味な僕は早くも緊張。

 彼女はとにかく気持ちが低空飛行を続けていた。

 話をしていくうちに、衣装を担当してくれる方とも打ち解けてきて、僕は気持ちが楽になってきた。

 衣装選びも、僕のほうが色々言いながら選んでた。

 相変わらず彼女はしょんぼりしている。

 わくわく、るんるんで選べないからって苦しく感じていたようだ。

 今日の流れは、僕と担当さんで彼女を盛り上げる、という方向性で固まってきた。

 あれやこれや言いながら、試着するドレスを選び、彼女が初めてドレスを着てみた。

 僕の感想は、ドレス似合う!かわいい!って感じだった。

 彼女も、思っていたより着れてるっていう感想は持ったようだった。

 たくさん着ているのを見て、写真を撮ってってやっているのは楽しかった。

 これならドレス選びに付き合うのも楽しくやれそう。

 一通り着終わって、最後にお話してたら彼女がうるうるしだして、慌てる僕。

 全然平気そうな担当さん。

 うまくできなかったって彼女は反省してたみたい。

 彼女は、担当さんのことまで考えてた。

 せっかくやってくれてるのに、こんなにやる気のない自分を担当させて申し訳ないというような。

 その他いろんな思いが交錯して涙が出ちゃったよう。

 大丈夫だよって言って励ましていると、担当さんも自然な感じでフォローしてくれて、良い人だった。

 僕は泣いてる彼女が可愛くて好きなので、泣いてしまっているこの状況をわりと楽しく見ていられた。

 担当さんは、こういうのに慣れているのか、人としてできた人なのか分からないけど、非常に上手に話をしてくれたので、好感度がかなり上がった。

 打ち合わせは終了。

 これからずっと打ち合わせをしていく中で、一番最初の打ち合わせ時点でこれだけ色々話ができたのは良い収穫になったと思う。

 彼女は失敗したという感覚があるかもしれないけど、僕視点では良い打ち合わせができて成功だったと思っている。

 おそらく担当さんも、僕らの雰囲気を把握できたし、考え方も知ることができて、次以降の進め方の参考になったと思う。

 ポジティブな僕の印象では、僕達に対して好感も持ってくれたように感じる。 

 もっとろくでもない打ち合わせになる人なんてたくさんいると思うんだよね。

 かなり中身のある打ち合わせができたし、やっぱり成功だと思う。

 そのあと、くたくたになった彼女と久々にカレーを食べに行って、忘れてた食材の買い出しにも行って、帰ってきた。

 午後は怒涛のスケジュールで、そりゃあ普通に移動してるだけでも疲れたなって感じ。

 その上色々やることもあって、しんどかったと思う。

 おつかれさま。

 あんまりゆっくりする時間を取れなかったのは少し残念ではあるけど、充実した休みを過ごせたと思う。

 おわり。