かばのにおい

「彼女」について綴るための場所。非常に私的な内容となりますのでご了承ください。

ぴりりん

 彼女がここ数日ピリピリしてたらしい。

 彼女の自己申告。

 確かに、やけに僕に対して当たりが強かったり、怒ってるなあって思うことが多かったりした。

 今までも、そういうタイミングはあって、怒らせてしまうこともしばしば。

 ピリピリしてるなあ~って感じ取れることもあるし、わからないこともある。

 彼女がピリピリしていると無意識に僕もピリピリしてしまうってこともあるような気がする。

 それが悪循環となって、大喧嘩に発展なんてことも。

 僕に否がなくて喧嘩になる、なんてことはもちろんない。

 だいたいの場合僕がよくないことをしている。

 態度が悪かったり、言葉選びが悪かったり。

 普段だったら、彼女の優しさで見逃してもらえる。

 でも、ピリピリしているタイミングだと、笑って流せなくなってくるということだと思う。

 彼女は八つ当たりしていると自分を振り返っていたけれど、僕は自分が気をつけていれば回避できる部分は大きいと思っている。

 だから彼女が悪いなんて思わないし、八つ当たりされてるとも思わない。

 特に今回は、少しピリピリしている空気を感じてはいたけれど、あんまり気になってなかった。

 彼女がイラッとした気持ちを抑えてくれているのかなって思うことは何度かあった。

 以前はもっと攻撃的で、向かってくるもの全てが敵だ!くらいのときもあったので、その時に比べるとすごく落ち着いていると思う。

 だから昨日彼女がピリピリしてたって自己分析していた時に、そう言われればそうかもしれないけど、全然平気だったなあって思ったのだ。

 僕が成長したというよりは、彼女の僕に対する許容範囲が広がったと考えるほうが妥当な感じがする。

 彼女が大人になってくれたということ。

 二人で暮らすようになって、彼女がだいぶ穏やかになったと思う。

 様々なストレスに晒されて、心がトゲトゲしてたんだろう。

 今回のピリピリに関してもそう。

 だんだんとトゲが取り除かれてきたのかなって。

 僕が影響して、取り除いていけてるんだとしたら、嬉しい。

 トゲがなくても、彼女が無理して身を守らなくても、僕が守ってあげられてれば一番良い。

 これからもそうしていきたい。

 おわり。