かばのにおい

「彼女」について綴るための場所。非常に私的な内容となりますのでご了承ください。

ネタにできる

 今日仕事帰りにコンビニでお買い物をした。

 彼女とゆっくりこんな感じでお買い物するのって久々。

 飲み物を買って、お腹が空いているので食べ物のコーナーも見ていると、美味しそうなサンドイッチを発見。これ買おう!これ買おう!と一人ではしゃいでいると彼女が、ちょっと笑いながらこぼさないように食べてねと言った。

 これは僕が先日、サンドイッチを食べていたらこぼして服を汚してしまった事件(「お出かけ大失敗編」参照)にかかった発言。

 それを聞いて僕はほっとしたというか嬉しくなった。

 ちょっと前に険悪になってしまった出来事をネタにできるのっていいなって。彼女のそういうところ好きだなって。

 人によっては、この間嫌な気持ちになった出来事をネタになんてできないっていう人もいると思う。喧嘩の引き金となったことにはその後触れないように細心の注意を払う人だっているはずだ。

 でも彼女はあえて僕にそう言って面白くしてくれた。こぼさないよ!って半笑いしながらの普通の返しになっちゃったけど、いい雰囲気になった。

 彼女がもうこの間のことを気にしてないってことも伝わってくるし、僕にその話を振って気まずい感じにならないってのも分かってくれているし、その振りに対して僕がのってこれるっていうのも分かってくれているっていうがの嬉しかった。

 ちょっと前の喧嘩をネタにできるのっていいなって。前にもそんなことがあった気がしたけど具体的には思い出せないや。

 彼女のこういうところが好きだなって改めて思った。

 どんなに怒っても仲直りして時間が経てば笑い話にできる。素敵なことだと思う。

 ちょっと短くなってしまったのでもう一つ短めなエピソードを。

 僕が寝ていると、彼女の苦しそうというか悲しそうな声で目が覚めた。電話が繋がったまま寝てしまっていて、なにやら目覚めた彼女が呻いていた。以前にも、一旦寝た彼女が目をさましてしまって眠れないとうんうん言っていることがあったけど、今回はちょっと様子が違った。

 どうしたどうしたって言っていると、何やら相当恐ろしい夢を見た模様。でも怖い夢見たってうーうー言っているのに、わざわざ思い出させるのも酷な話なので内容は聞かず、とりあえず彼女が眠れるように本を読んであげた。そしたらちょうどその本の内容が、ちょっとだけ怖い部分で、彼女からクレームが入った。配慮が足りなかった。僕も寝起きだったので頭が回らず、とにかく本を読むことで彼女の怖さが紛れて眠れればいいなって思ってた。

 この文章だけ見たら彼女相当可愛いよね。怖い夢見て怖くて眠れないって。彼女からしたらそんな可愛いとかそういうことじゃないってなるだろうし、内容を聞いてみたところ僕が見てもうわあああってなりそうな恐ろしい夢だったので、可愛いとか言っている場合ではない。

 でもまあ、僕の目が覚めて、彼女が怖がっているのを助けてあげられてよかったなって自己満足に浸ったのでした。

 おわり。