うけとめ
彼女の良いところの一つに、受け止める力というものがあると思う。
いろいろ考えてて気づいた。
僕という存在を受け止める力。
他にも色んな人たちを彼女はうまく受け止めている。
彼女の周りにはクセのある人たちが多い。
特に趣味の活動の参加者達は、人間的に何かが欠落した人ばかり。
そんな人たちとコミュニケーションを取り、向き合っている彼女は、クセのある人たちを受け止める力があると言えるだろう。
僕が彼女のことをずーっと好きでいたこともそう。
昨日述べたように、彼女と僕が将来的に一緒にいられる確率というのはかなり低かった。
それがお互いに分かっていながらも、彼女のことを好きという状態を維持していられたのは、彼女がそれを受け止めてくれていたからだ。
好きって言われても困るとか、一緒にいられないのがわかってるんだから諦めてとか言われてたら、僕は挫けてたかもしれない。
適当にはぐらかすわけでもなく、僕の気持ちを良いように利用するでもなく、彼女は真剣に僕の気持ちと向き合ってくれていた。
仮に僕が逆の立場だったら、受け止めきれずに逃げていたと思う。
だって思いが強すぎるもの。
彼女にはそれを受け止める力があった。
他にもある。
喧嘩したときに散々怒られても、僕はぎゃーぎゃー諦めずに謝ったり言い訳したりする。
それももう知らない!連絡してくるな!と言いながらも、僕の気持ちを受け止めてくれる。
これもそう、なかなかできることじゃないと思うんだよね。
受け止めることって、優しさの一種だと思う。
実際はどうか分からないけど、彼女は自分に向かってくるものを全て受け止めるくらいの気構えなように感じる。
器が大きい。
そうしようと思っている人はいても、実際は受け止めきれない場合がほとんどだと思う。
でも彼女はできちゃう。
面倒なことになったり、嫌な思いをしたり、しんどかったり疲れたりするわけだけど、取りこぼさずに受け止められちゃう。
でもそれはあまりにも負担が大きい。
全てに向き合っていたら彼女の心が持たない。
彼女の良さだけど、同時に弱点でもあるんだよね。
彼女の好きな所とか良い所ってなんだろうって考えてたら、これが出てきた。
僕の色んな気持ちを、彼女は理解して受け止めてくれてるなあって思った。
そういうことができる人だから好きなんだなあって。
彼女の素敵な部分の一つ。
包容力ともまた違う、受け止める力。
彼女の持つ落ち着きとか安心感にもつながっているのかも。
おわり。