かばのにおい

「彼女」について綴るための場所。非常に私的な内容となりますのでご了承ください。

おやこに

 彼女は機械系が苦手だ。

 特に電子機器類。

 先日、古いパソコンを使い続けて不便な思いをしていた彼女に、新しいパソコンを提供した。

 といっても新品ではないけど。

 苦手とは言っても、一通りは使える。

 そこら辺は彼女の賢さがカバーしているんだと思う。

 一通りの使い方とか、注意点を伝えれば理解してちゃんと使える。

 彼女の賢さが足らなければ、全く使えてないレベルで苦手だと思う。

 賢さが足りないから苦手って感じじゃないんだよね。

 なんていうかな、魚を陸に上げて移動しろって言ってるのに近い。

 例えが下手だから伝わりにくいかもしれないけどそんな感じ。

 さらにいえば、彼女は電子機器との相性が悪く、使っていると不具合がよく起こる。

 彼女の使い方が悪いというわけでもないのがかわいそうなところ。

 僕と出会って以降、その現象は収まってきている。

 問題の予防や解決が即座に図れるようになったからだ。

 僕が役立っている最重要ポイントかもしれない。

 今のスマホも、調子が悪くなってきてはいるけど二年以上使えている。

 前のスマホはとても使えたものじゃなかった。

 現代のスマホは二年以上経つとかなりスペック的に厳しくなってくるので、最新のアプリを動かすには力不足になりがち。

 今彼女が感じている不便さは致し方ない部分も大きい。

 この不便さを改善するため、買い替えを提案。

 許可を得たので僕の方で手続き中である。

 苦手というのも致命的にダメというレベルじゃないのがすごく救い。

 炊飯器とか洗濯機とかそういうのが使えないわけじゃない。

 そこまでいっちゃうと相当やばいもんね。

 最近は僕の知識が少しずつ影響を与えているのか、彼女の電子機器に対する理解度が上がっているような気もする。

 だとすると徐々に苦手が改善されていっているのでは。

 機械に強い女性って素敵だと思う。

 かっこいい。

 めちゃくちゃ詳しくなる必要は全く無いけど、あんまり詳しくない人よりは分かる人だと良いなあと思う。

 彼女がちょっとずつそうなってくれると嬉しいなあという、願望の押しつけをしておわる。

 おわり。