かばのにおい

「彼女」について綴るための場所。非常に私的な内容となりますのでご了承ください。

彼女にも弱点はある

 彼女は器用で結構なんでもそつなくこなせる。

 字を書くのが上手かったり、ちょいちょいっときれいなラッピングができたり。歌がうまかったり、リズムゲームがうまかったり。かわいいイラストも描けるし、いい写真を撮ったりもする。

 仕事もテキパキこなすし、誰かの仕事のフォローをしてあげたり、指導する場面も多い。

 なんだか完璧な人のように思える。

 でも完璧な人なんていない。当然彼女にも苦手なものとか弱点がある。

 例えば運動。彼女は運動全般が苦手なようだ。特に道具を使ってやるスポーツがだめって言ってた気がする。なんだか彼女が運動苦手っていうのはそれっぽくて好き。彼女が運動すごく得意でびしばしできるっていうのもそれはそれでかっこ良くていいんだけど、運動できない方が好きかも。

 あと何度もブログに書いた、機械と相性が悪いというのもそう。

 複雑な操作を必要とする電子機器とか、仕組みが難しい機械とか、そういうのが苦手。

 彼女は頭が良いから、複雑なものとか難しいものとか簡単に覚えられそうな感じがするんだけど、どうもこういう方面に関して彼女の頭の良さは働きにくいらしい。

 操作方法や手順が頭に入ってこないということらしい。

 一応、細かく丁寧に順を追って説明していけば理解してもらえるし、次からは助けがなくてもできるようになる。

 僕は彼女が分からない!ってなった時に手助けして活躍できるのが嬉しいので、機械類が苦手というのはなかなか良いことだと思っている。

 ただ、僕にもどうしようもない状態というのが発生した時に、どうしてあげることもできずすごく困るというのはある。

 とまあこんな感じで、彼女にも苦手なことや弱点はある。

 いろいろできて、しっかりしてて、頼れる存在なんだけど、そうじゃない部分もたくさんあって、僕はその、そうじゃない部分がすごく好きだ。

 彼女が色んな所に優れた素敵な人っていうのももちろん好きだけど、僕しか知らないだめなところとか、弱点みたいなものがたくさんあると嬉しい。周囲が彼女のことを、しっかりしている人と認識しているような気がするから余計に。

 しっかりしている彼女が実はこれができない、みたいなギャップがいい。

 苦手とか弱点というのは彼女自身にとって、良い部分ではないかもしれないんだけど、そういう部分を僕が好きでいられるっていうのは幸せなことだなって思う。