かばのにおい

「彼女」について綴るための場所。非常に私的な内容となりますのでご了承ください。

おこのみやきでー

 唐突な上司の発案により、今日の仕事終わりに食事会が開かれることとなった。

 なんか事前にちょこっと話があったらしいのだが、僕はそれを全然知らなかった。

 食事会に行くより、家に帰ってきて彼女と一緒にいるほうが良いと感じる僕。

 行きたくねえなあと思ったんだけど、事務員さんが試験に合格したお祝いだと言うので、行かない訳にはいかない。

 彼女に連絡すると、快く行ってきな~って言ってくれた。

 加えて僕の所持金の心配までしてくれた。

 気が利く。

 全く話は変わるけど、事務員さんから唐突に、お嫁ちゃんにあげて~とお土産をもらった。

 中から色々出てくるお麩らしい。

 二つあるから一個は食べていいよと許可が出た。

 事務員さんいわく、お嫁ちゃんには会ったことないけど、私と似ているんじゃないかなあ~と思うからあげて!とのこと。

 こういうので、わぁ~って喜んでくれるんじゃないかなって思って買ってきてくれたんだと。

 ありがたいね。

 会社で一番、彼女のことを分かってくれて、なおかつ評価してくれていると思う。

 それはもちろん、今までDVDを借りた時にお礼でちょっとしたお菓子を用意するだとか、事務員さんが食べたがっていたお菓子をおすそ分けするだとか、彼女が気を利かせたことがちゃんと伝わっているからだ。

 非常に好意的に思ってくれてると感じる。

 彼女と事務員さんと、タイプは違うけど、仲良くやれそうな感じはする。

 なかなかないだろうけど、いつか直接会う機会があったらいいなあと思う。

 直接会ったら、より彼女の素敵さが伝わるはず。

 事務員さんも彼女と同じように、気を利かせることができる人だから、きっと彼女の気持ちがわかって、正当に評価してくれるんじゃないかなあ。

 なかなか彼女のことを人に褒めるタイミングを見つけられない僕だけど、事務員さんにだけは彼女の話ができる。

 彼女の良さが伝わっていることを嬉しく思う。

 間接的にだけど、二人が交流してくれて嬉しい。

 今後も少しでも彼女の素敵な所を事務員さんに伝えて行こうと思う。

 事務員さんだけでなく、周りの人にも。

 おわり。