かばのにおい

「彼女」について綴るための場所。非常に私的な内容となりますのでご了承ください。

しゅーらすく

 少し前、彼女がインフルエンザで寝込んでいる頃に、職場の事務員さんからちょっとした結婚祝いを貰った。

 気の利いたプレゼントで、僕も彼女もおおいに喜んだ。

 そこで、感謝の気持ちを込めて、お返しを用意した。

 それを今日、事務員さんに渡してみた。

 本当に気持ち程度のものだからそんなお返しなんていいのに~って言いながら、喜んでくれてた。

 彼女がメッセージを書いた付箋を見つけて、これお嫁さんが書いたの?可愛い~!ってテンション上がってた。

 付箋のデザインもそうだけど、字も可愛いって言ってた。

 お嫁さん文房具好きなの?って言うから、そうなんです~んふふふって言っといた。

 彼女のことを他の人に話すのって、なんだかちょっと照れくさくって、同時に嬉しくって、変な笑い方しちゃう。

 付箋もそうだし、彼女の気配りを事務員さんが褒めてくれてたから、嬉しかった。

 お返しを入れた紙袋がちょうど季節感のあるもので、事務員さんは彼女がピッタリのやつをわざわざ用意してくれたって素敵な勘違いをしていた。

 でも、その紙袋を用意したのは僕で、この紙袋自体は市役所から貰った記念品が入ってたやつだった。

 再利用品である。

 しかし事務員さんは感心してるし、わざわざ真実を伝えて、水をささなくてもいいかと思って黙ってた。

 彼女に対する好感度が上がっている状態だからね。

 僕が思っていた以上に喜んでくれて、彼女のことも褒めてもらえて、鼻高々だった。

 あと一つ思ったのが、周りの人から、奥さんとかお嫁さんとか彼女のことを呼ばれるとき。ちょっとニヤニヤしちゃう。

 まだ全然なれないね。

 お嫁さん。

 うふふふ。

 一つ確実なのは、お嫁さんって言われると僕がとっても幸せだってこと。

 うふふふ。

 おわり。