かばのにおい

「彼女」について綴るための場所。非常に私的な内容となりますのでご了承ください。

はむらし

 彼女は気が利くしっかりさんで、僕が意識してないようなところにまでちゃんと気が回る。

 例えば、誰かに何かしてもらったときのお礼を用意するだとか、誰かの家に遊びに行く時にお土産を用意するだとか。

 言われてみれば確かに必要なものだなと思うのだけれど、言われないと抜け落ちている。

 僕一人だと、手ぶらで訪問したり、なんにもお礼を用意しなかったりしそう。

 彼女がそこをフォローしてくれてるお陰でかなり助かっている。

 前の職場のおばさま宅へ遊びに行く時とか、気の利いたお土産を持っていけば、なんて気が利くのかしら!と高評価を得られる。

 お土産を持っていくということ自体もそうだけど、何を持っていくかに関しても彼女は素晴らしく気が利く。

 事前にそれとなくリサーチしたり、結構前に聞いた情報を覚えていたりするんだよね。

 何を持って行こうってなった時に、案を出してくれるし、選ぶための基準を教えてくれる。

 生クリームがダメだとか。和菓子が好きだとか嫌いだとか。こういうものはもう持ってるから要らないと思うとかね。

 記憶力があるのも重要だよね。情報を覚えているための記憶力ね。

 覚えていられるってことは、そういう情報を大事にしてるっていうのもあるのかな。

 記憶しておくべき情報として意識出来てるってことだ。

 それってつまり、常に相手のことを考えているってことかなと思う。

 そういうところもしっかりしてる。

 彼女と出会う前は、気が利く人間だと自負していたんだけど、なんと愚かだったのだろうと思う。

 僕が利かせている気など、彼女と比較したらあまりにもちっぽけだ。

 気を利かせるのレベルが違うんだよね。

 お世話になったからプレゼントをあげよう!

 これが僕の気を利かせるのレベル。

 お世話になったからプレゼントをあげよう!こういうものをあげたら使ってくれるだろうし、喜んでくれるだろう。これならもらって困るってこともないはず!

 これが彼女の気を利かせるのレベル。

 圧倒的に彼女のほうが気が利くよね。

 でも、この気が利くっていうことが彼女の弱点となる場合もあるんじゃないかなと思う。

 気を利かせすぎてうまくいかなくなるとか、答えが見えなくなるとか。

 そんな時はあんまり考えてない僕の意見が意外と役に立ったりする。自分で言っちゃう。

 僕と彼女の考えの差っていうのは良い方向に作用してるんじゃないかなと思うのだ。

 迷惑かけている部分も大きいので、反省は必要。

 彼女みたいに、スマートに気を利かせられる人大好き。

 気を利かせてますよ~ってアピールすることなく、当然のことですって感じでできる人。

 人としてのレベルが高いと思う。

 そんな彼女がそばに居てくれる僕はなんて幸せものなんだろう。

 今回はおみやげとかお礼の話で終わってしまったけど、彼女の気配りっていうのはこんなものではとどまらない。

 次回の更新をお楽しみに!