かばのにおい

「彼女」について綴るための場所。非常に私的な内容となりますのでご了承ください。

おさんぽ

 仕事終わるのが早かったので、一度家に帰った後、彼女に会いにいった。

 彼女は今日お休みだったんだけど、前日、前々日くらいから、ちょっと面倒な事態に巻き込まれてた。

 趣味の活動の方の話。

 それで、どうにもすっきりしない気分になってた。元気がなかった。

 立場的に愚痴る相手もいないし、困ったなあって感じだったみたい。

 僕は部外者だけど、事情は知ってるから、彼女がどういう状態でもやっとしているかっていうのは理解できる。

 彼女の提案で、近くのドラッグストアへ歩いて行く事にした。

 車で移動すれば一瞬で着いちゃうけど、気分を変えて歩きたいんだなっていうのが伝わってきた。

 僕はとにかく話を聞いて、彼女にどう思ったかきちんと伝えよう~って考えながら歩いてた。

 そしたらスタスタ歩き過ぎちゃった。

 彼女の様子もしっかり見ずに、歩く方に気が向いちゃってた。

 せっかく僕に話をして、一緒に歩いて行って、気分転換したいと思っていたのに、僕がそんな風だから彼女はショックを受けてた。

 包容力はないし、頼れないし、全く気が利かない。

 彼女が求めてたものが一切なかった。

 30分くらい掛けてドラッグストアへ辿り着いた。

 車で行ったら5分くらいなのに、かなり遠い。

 特に買いたいものがあったわけでもないので、アイスと飲み物を買ってお店を出た。

 涼しくなってきたとはいってもまだまだ暑い。 

 ついついアイスを買ってしまった。

 どこか座れるところを探して少し歩いて、道路の脇のちょっとした座れるスペースをお借りして休憩した。

 お散歩楽しい。

 足は疲れるし、これくらいの気温だと結構汗が出てくる。しかしその不快感よりも、身体を動かしているっていう満足感が良いものだった。

 彼女と一緒に歩いてるっていうのが大きいだろう。一人で歩いてもこんな満足感は得られない。

 またこうやって僕の仕事が早く終わった日、時間と体力に余裕があれば、お散歩したいねって話をした。

 少しでも、身体を動かすっていうのはすごく大切なことだと思う。

 帰りも30分くらい掛けて、彼女の家まで帰ってきた。

 しばらく休憩してから帰宅。

 足がパンパンである。

 でも、お散歩すごく良い。

 また歩きたい。もちろん彼女と一緒に。