かばのにおい

「彼女」について綴るための場所。非常に私的な内容となりますのでご了承ください。

ミルクティーアイス

 今日は彼女と遊んだ。

 午前中から遊びたいってことで彼女を起こす約束をしていた。

 起きる予定の時間よりもかなり早く目が覚めてしまったけど、なかなかいい気分だったので二度寝せずに起きた。

 二度寝して彼女を起こせなかったら大惨事だしね。

 彼女を起こすのには約1時間が必要だ。

 うまく起こすことができると、その時間が短縮される。

 つまり、彼女を何時に起こせるかは、僕の技量による。

 彼女が起きれる起きれないの話ではなく、僕が起こせるか起こせないかということだ。

 今日は30分くらいで起こすことに成功。

 僕も彼女も早寝早起きが習慣づいて来たので、前よりも早い時間に起きることが可能だ。

 そこから彼女は支度を始める。

 支度にはだいたい1時間程度を要する。

 つまり、出掛けたい時間の2時間前に彼女を起こす努力を始めれば、目標時間にだいたい合せることができる、という計算になる。

 家にいると暑くて死にそうだったので、彼女の家の近くのコンビニでのんびり時間を潰してた。涼しいからね!

 だいたい想定した時間で彼女から支度が終わったという連絡が来たので、迎えに行った。

 彼女は遅くなってごめんねと謝ってくれた。おせーよ!とか思ってないので安心していただきたい。

 今日めちゃくちゃ暑くて、エアコンつけた車内でも、我慢ならないくらいだった。

 約束通りラーメンを食べに行った。

 暑いのにね。

 しかも辛いやつ頼んだ。

 暑いのにね。

 やっぱりここのラーメンは美味しい。別のラーメンも今度注文して食べてみたい。

 餃子も頼んだんだけど、これもまた美味しい。じゅわーっと美味しい。

 5個だったから彼女と分けて食べると1個残る。彼女に食べていいよっていったらすごく嬉しそうに食べてくれた。譲りがいがある。いい気分になるよね。

 今日の予定を全然決めてなかったので、どうしようかと相談した結果、僕の家に行くことにした。

 もうね、暑いし、イベントが近所であるから道路が混むだろうしで、外出は賢明な判断ではないという結論に至ったのだ。

 クーラーを効かせた部屋でひんやり過ごすのが一番いい。

 ドラッグストアとコンビニへ寄って、必要な買い物を済ませる。

 彼女が飲むお茶のストックと、彼女が食べたがってたチーズのスナックと、今から飲む用の飲料と、アイス。

 アイスは高級なやつを買っちゃった。

 彼女が美味しかったよって言ってたやつだから是非食べてみたかった。

 自宅にやってきた僕は、どうにもイライラしてた。

 イライラの原因が自分でもよく分からなかった。

 些細なこと、普段なら流せるようなことが、気に入らなくてイライラしてた。

 彼女にそれを指摘され、自覚もあったし、どうにかしなくちゃと思った。

 でも、よくないと分かっていてもなかなか気持ちが切り替わらなかった。

 全部が自分を責めたり攻撃したりしてくるように思える。全然自分の思惑通りにいかない。こんな気持ちだった。

 彼女にイライラしてごめんねって謝って、段々部屋が涼しくなってくると、気持ちも落ち着いてきた。

 それだけじゃないかもしれないけど、暑くてイライラしてたのかなあと思う。

 暑さはだめだね。イライラする。

 身体もベタベタして不快だし。

 周りのことに対して、敏感になってたのかもしれない。周りは普段通りなのに、僕はなんだかいつもと違った。

 それ以降の時間、買ってきたアイスを食べたり、ドラえもん観たり、マッサージしたりして過ごした。

 涼しい部屋は快適で非常に良い。

 14時くらいからゆっくりしてたけど、気付いたら17時くらいになってて、時間の流れが凄く早かった。

 お母さんが、前回のピザのお礼にお寿司をおごってくれるというので、甘んじて受けることにした。

 彼女と相談して、食べたいものをお願いしておいた。きっとお母さんも、こうやって僕らにおごるとかしたいんだろうなあと思う。

 まだ、娘ができたみたいで嬉しい!とまではいかないだろうけど、彼女に対して良い印象を持っていることは確実だ。

 ご飯までの時間で100円ショップへ行って、ギュッて押すと中から豆が出てくるキーホルダー的な、ああいうのは名称なにかよく分からんけど、とにかくそんなものを買った。説明が面倒なのでどんなものかの詳細は省く。これがなんとも言えない感触で、癖になるのだ。

 他にもいろいろ買ったけど、これはいい買い物をした!と彼女と盛り上がる程の高評価だった。

 家に帰って、お母さんが買ってきてくれたお寿司を食べて、お腹いっぱい。

 美味しいお寿司だったので、彼女も大満足だったようだ。あんまり食べたことないウニを恐る恐る口に運んでたけど、食べられたみたいで良かった。

 食べられることがわかると、選択肢が広がるからいいよね。

 二本目のドラえもんを観ながらゴロゴロした。僕は相変わらず彼女の足をマッサージしてた。

 マッサージするのは飽きない。正確に言えば飽きるんだけど、続けていられる。ずっと足裏ばかりマッサージしてれば飽きるけど、ふくらはぎマッサージを挟めば、ローテーションして続けていける。

 髪を撫でるのもそう、そればっかりだと飽きちゃうから、合間に耳のマッサージとか、肩のマッサージとかも加える。そうすれば続けていける。

 僕の部屋に彼女という普段はいない存在がいるって不思議な感覚になるのかなあと思っていたけど、ほとんどならない。

 むしろ毎日いるかのようなしっくり感がある。

 彼女がくつろいでくれてるっていうのが大きいと思う。

 あと、彼女がいるということが僕にとって日常だし、常に彼女と一緒にいたい、一緒に暮らしたいとか考えているから、ごく自然に受け入れられるんだと思う。

 彼女がいて当たり前って感じ。

 彼女に何度かお泊りしなよっておすすめしたけど、断られてしまった。

 事前に計画を立てて、彼女の同意を貰った上で、当日お泊りをするっていうのが正しい流れだろう。今日僕の家に来るのがまず想定外だったし、更にお泊りなんていきなりでは無理な話だ。

 いつか実行に移したい。

 だってそしたら丸一日、もしくはそれ以上の時間一緒にいられる。

 彼女を送りついでにドラッグストアへ寄り道して、マッサージオイルとシャンプーのお試しセットを買った。両方彼女用。

 マッサージオイルはまた彼女の足に塗りこんで、素敵な足をもっと素敵にしてあげたいと思う。

 シャンプーも最近傷みがちな髪を、うまく補修してなめらかな髪にしてくれるといいなあ。そしたら彼女が喜ぶ。

 買い物して、彼女を家に送って、買い込んだお茶を玄関までお届けして、解散。

 ほとんど家でまったりした一日だったけど、楽しかった。

 もーっと彼女と一緒にいられたらいいのになあ。彼女はもういいって感じかもしれないけど!

 おわり。