かばのにおい

「彼女」について綴るための場所。非常に私的な内容となりますのでご了承ください。

雨の思い出

 今雨が降っているので、彼女と関連した雨の思い出について書こうかなと思う。

 彼女は傘を差さない。少し濡れるくらいなら気にしないし、なにより傘を差すという行為があんまり好きじゃないらしい。さすがにすごく雨が降っていたら別だけど、これくらいならって車を降りて走る場合が多い。

 僕も傘を差すのは好きじゃない方で、ちょっと頭おかしかった時は、雨が降っていても傘を差さず、走らず、平然と歩くのがかっこいいと思っていた。

 車だと濡れた傘をどうするか問題が発生するから嫌よね。

 彼女と二人、相合傘するのは好き。僕は濡れてもいいから彼女に傘をっていうのが好きじゃないらしいので、ちゃんと二人傘に入って濡れないようにするか、もう差さないの二択になるので、大きい傘必須である。

 彼女と出掛ける日に雨が降るというイメージはないけれど、雨が振りそうなくらい天気がよくない日というのは多い気がする。あと前日に雨が降ったというパターンも多い。山を登るとか、歩くことがメインの予定がある日に前日雨で足場がぐずぐずっていうのを何度か経験した。

 遠方に出掛けた際に大雨ってことはよくある。彼女と初めて遠出して水族館に行った時、行きはよかったのに帰りが大雨で、更に高速乗って帰ったからおそろしかったなあ。

 この時以上の大雨だったのが遠方の上司に会いにってご飯を食べた帰り。前方の視界が失われるほどの大雨で、下手したら通行止めになるんじゃないかくらいの勢いだった。

 大雨の日の運転は、すごく緊張する。隣に彼女も乗ってるしね。

 あとは雨について語るのなら忘れてはならないのが、彼女の家の前の道。大量の雨によって道が消失し、川みたいになっちゃう。仕事にも行けなくなるし、仕事に行ってたら帰れなくなっちゃう。とても不憫である。

 そんなこともあって彼女にとって雨は良いものとは捉えられないようだが、リラクゼーション的な意味合いでの雨の音は良さそう。マッサージタイムにリラックスしてもらおうと雨の音付きのBGMを流したら好評だった。

 僕は、前にも書いたんだけど、彼女と一緒にいる時の雨が降っている雰囲気が凄く好き。雨の音だけが聞こえてくる車内で二人っきりっていうシチュエーション好き。

 雨の音を聞いた時に、彼女の存在というのかぬくもりのようなものが思い出されて、胸がきゅんとする。心地よい感覚。

 雨が降っていると、うわあ雨かよ~と思いがちだけど、晴れの日よりも出来事が記憶に残りやすくて良いなって思う。雨の音とか、においとか、雰囲気とかで思い出が蘇ってくる。

 彼女と雨の思い出。トラウマになるような悪い思い出がなくってよかった!