プレゼントの歴史3
プレゼントの話ばっかり!って感じだけど、終わらせないとすっきりしないので、今日もこれを書きます。
さ、彼女と仲良くなってから二回目の誕生日。
それまでのプレゼントを振り返り、今回は身に付けるものをプレゼントしようと考えた。
衣服は僕のセンスが心配だし、そもそもサイズ的なものも分からないし、一人で買いに行くなんてレベルが高すぎる。そこで考えたのがアクセサリーだ。ひとくちにアクセサリーと言っても色んな物があるわけだが、僕はその中でもネックレスに注目した。他にも候補はあったんだけど調べていく中で消えていった。
僕はブランドというものに疎い。さすがに超有名なブランドは知っているんだけど、それも聞いたことあるなあくらいのもの。だからネックレスをあげるならこのブランドのやつにしよう!みたいなのは全く無い。
なにもわからないから、ネットでいろいろ調べて、予算内で買える素敵なネックレスを探したんだけど、なかなか良いのが見つからない。ド定番みたいなものはプレゼントしたくないし、妥協したものもあげたくない。
かなりの時間を掛けて調べたものの、良い物が見つからず行き詰まりを感じていた。
ある程度高級なものをあげたいという思いがあって、ブランド品を探していたのだが、ここでハンドメイド品というのはどうだろうという思考に至る。彼女はブランド品というステータスを求めるタイプではないし、手作りのものが嫌なわけでもないだろう。ハンドメイド品には、決して同じものが存在しないという利点がある。
そしてそれが僕にとってはすごく良いことに思えた。
そこで念入りにハンドメイド作品を扱うサイトを見て回った。膨大な数があるので、ここでもまた時間が掛る。素敵なものは多いから、これはどうだこれはどうだと候補を挙げながら、しばらく経ったら見返して、やっぱりこれは微妙かもしれない、こっちのほうが良いかもしれないなんてやっていた。
そして僕は出会った。ビンテージガラスを加工して作られた、何色もの色が交じり合っているネックレス。一目惚れだった。これすごくいい!と気に入った僕だったけど、しばらく悩むこととなる。それは僕の好みと彼女の好みが一致するかどうか、そして僕がすごく良いと思ったものをあげるというのは彼女へのプレゼントではなくただのエゴの押し付けなのではないかという不安。
悩みつつ他の候補も探すんだけど、やっぱりこれがいいって思って戻ってくる。
このネックレスをつけた彼女を見てみたいって思う。彼女に似合うと思う。彼女も気に入ってくれるはず。そう考えて僕はそのネックレスを購入した。
そして、当日このネックレスのプレゼントをより盛り上げるためのプレゼントを用意した。がま口のポーチ。あともふもふのタオルね。あらかじめポーチの中にネックレスを入れておいて、彼女にはポーチをプレゼントと言って渡す、彼女がそのポーチを開けると中からネックレスが現れるという展開を想定。
思ったけど、僕ってこういうの好きだね。ぬいぐるみ渡す時もエコバックの中に忍ばせておいたし、ぽんっとプレゼントを渡さずに一工夫加えるのが好きみたい。
メッセージカードも用意して、準備は万端だった。
プレゼントを渡す段になって、彼女に大きいプレゼントと小さいプレゼントどっちがいい?って聞いたら両方って言ったのが彼女らしくて可愛かった。
タオルも、がま口も、ネックレスも喜んでもらえたと思う。がま口は彼女の好みにないものだったみたいで、使いどころに少し困っていたみたいだったけど、嫌がられなかったしよかった。ネックレスはすぐ付けて貰えて、似合ってて素敵だった。
この年のプレゼントも上手くできたと思う。
そしてまた冬がやってくる。
クリスマス2014。
クリスマスプレゼントはお誕生日プレゼントほど肩に力を入れなくても良いので、この年も割りと気軽に決めることができた。とはいっても渡す時はドキドキする。
少し前に出掛けた時に、彼女が欲しいと言っていた日記帳をプレゼントとして用意した。クリスマス感を出したくて、自分でラッピング用紙とリボンを買ってきて包装もした。なかなかいい感じにできた。
当日、彼女が出掛けた先の雑貨屋さんで僕にクリスマスプレゼントを買ってあげると言ってくれた。予想外の出来事である。僕がプレゼントを渡す前に、彼女からプレゼントをもらってしまうという失態。ここで、僕がプレゼントを用意していなければ、彼女からもらったのに僕は用意してない!と大慌てするところ。でもそうはならなかったため、僕がプレゼントを用意していることが彼女にバレてしまった。失敗失敗。
買い物を終え、戻ってきたらすぐにプレゼントを渡した。
日記を書くのが好きな私にぴったりと喜んでくれたので、プレゼントのチョイスは成功だった。ラッピングをしておいたのも喜んでもらえたと思う。
さ、プレゼントの歴史はこの辺でおしまい。
ではここでプレゼントしたものたちの近況をお知らせしよう。
まず、くまのぬいぐるみ。彼は今も彼女の部屋で明かりを見守ってくれている。
リップスクラブとリップクリームは、リップクリームのほうがなかなか良いらしくって使ってもらえているようだ。
ゲームキャラクターのぬいぐるみたちは、今も飾られているはず。その後、彼女の手によって仲間が増やされたと聞いた。そして、みずまんじゅうくんの遊び相手にもなったらしい。大活躍である。
ネックレスはそもそもあんまりつけることがないみたいだから、使われる機会も少ない。でもこの間付けてくれてた。ちょうどその前に、僕がネックレスのことを思い出していたところだったので、かなりタイムリーで嬉しかった。
がま口ポーチも彼女のかばんの中で様々な役割を与えられて活躍している。
日記帳も何度かこんなこと書いたよって見せてもらったので、無事活用してもらえてるみたい。
プレゼントしたものを使ってくれているのを、聞いたり見たりできるのもまた嬉しいよね。
プレゼントしてよかったなって思える。
そしてまた彼女に何かプレゼントしたくなる。
おわり。