プレゼントの歴史2
プレゼントの歴史を綴るにあたって、自分のブログを「プレゼント」で単語検索したんだけど、該当するブログが多すぎて笑えた。いかに僕が彼女にプレゼントをするのが好きかっていうのが伺えた気がする。
さて、誕生日のプレゼントを終えると後は特に大きなイベントってない。年末に待ち受けるクリスマスまでは。
誕生日プレゼントを無事成功させた僕は次なるクリスマスプレゼントに照準を合わせていた。かなり早い段階から頭の片隅にはあったと思う。
プレゼントを選ぶ時に僕の味方になってくれるのはネットしかない。周りに仲の良い女の子がいるわけでもなく、女心を知るイケメン男性がいるわけでもなく、頼れるのは自分のセンスと、ネットの情報のみ。かなり寂しいことを言っている気がする。
この年の僕は彼女になにかあげるということにかなりの情熱を燃やしていた。
なぜなら、他の誰よりもセンスの良い物、そして彼女が喜ぶものをあげられる、と彼女にアピールしたかったからだ。もっともっと彼女に僕のことを好きになってもらうためにも、こんなプレゼントをくれるなんて素敵!ってなることを夢見ていた。
プレゼントで重要な事は事前のリサーチだと思う。彼女の好き嫌いはもちろん、欲しいタイミングかどうかというのも重要。彼女が好きなものであっても、今は要らないっていうようなものなら喜んでもらえないからね。
だから僕は彼女の需要を考えて、リップをあげることにした。
調べていて、リップスクラブという、ざっくり言うと唇をきれいにするやつが人気なのを知り、これをあげよう!と決意。レビューを読み漁り、さまざまなサイトをめぐり、購入決定。ついでにそのメーカーから出てるリップもセットで買ってプレゼントすることにした。
入れ物がおしゃれでね、箱に入ってくるんだけどその箱もおしゃれで可愛くてね、これまた良いプレゼントを用意できたと思っていた記憶があるよ。
でも同時に不安もあった。リップって好みもあるだろうし、既に買っちゃっていらないってなるかもしれないし。
だから手元に届いて、すぐ渡すことにした。プレゼントをあげて喜ばせたいというワクワクと、もしかしたら喜んでもらえないかもという不安を抱きながらおとなしくしていられなかったのだ。僕はいつもプレゼントを手に入れると渡したくてたまらなくなる。
あまりに早いクリスマスプレゼントに彼女は一瞬理解ができなかったようだけど、喜んでくれた。確かこの時、僕から素敵なプレゼントをもらっても、これもらったーってSNSとかでアピールできないのが残念というようなことを言っていた気がする。誰からもらったのってなっちゃうからね。
僕は彼女が喜んでくれたのでかなり満足していたと思う。
この時も彼女はこのリップの存在を知っていて、値段を気にしてくれてたなあ。
クリスマスが終わると、彼女の誕生日がやってくる。しかしその前にホワイトデー。バレンタインデーにフォンダンショコラを貰った僕は、いそいそとホワイトデーのプレゼントの計画を練った。
当時僕と彼女の間で流行っていたゲームの登場キャラクターがぬいぐるみになっていたのでそれをプレゼントするという案。
今回もネットの力を頼って通販し、手に入るとやっぱりできるだけ早く渡したくなる。当時のことをあまりよく覚えてないんだけど、ブログによると僕は渡す時の計画を綿密に練って、計画通りにことを進めた結果、泣いている。不安と安心と嬉しさが交じり合って泣いたんだと思う。これをプレゼントすることが彼女にとって迷惑かもしれない、無理に喜ばせてるかもしれないとかいろいろ考えて不安になって、でも彼女が喜んでくれて嬉しいというのもあって、感情がぐちゃぐちゃになった。
そしてこの頃の僕は、プレゼントを純粋に彼女に喜んでもらうために用意している。これを渡して好きになってもらおうという考えがなくなってきていたようだ。
プレゼントを渡して泣いて、もらった時に泣いたこともあって、ほんとに泣き虫だなあと思う。彼女が泣いてくれるなら分かるけど、僕が泣いてどうするんだろうね。
振り返ってると当時のことを思い出して胸がきゅんとなる。
まだまだプレゼントの話はあるんだけど、今日はここでおしまい。