かばのにおい

「彼女」について綴るための場所。非常に私的な内容となりますのでご了承ください。

青空と万年筆と寿司

 今日は彼女と遊んだ。ひさしぶりだ!やったー!!

 わくわくしていた僕は朝方目を覚ましてしまい、その後しばらく寝付けなかった。遠足前の小学生より酷い。

 今日は特に予定を決めていなかったので、僕は本屋さんに行きたいという要望を伝え、とりあえず彼女を迎えにいった。

 まずコンビニへ寄って、飲み物とお菓子を購入。快適な移動のための準備を欠かさない。

 ちょっと距離のある本屋さんに向かうことにして、走りだした。

 昨日かなり天気が悪かったから、今日もそうだったら遊ぶのが中止になる可能性もあって、起きた時にすぐ外を確認した。少し雲は多かったけど、きれいな青空が見えるくらいいい天気で、僕の心配は無事解消された。

 だが、天気が良くなりすぎて車での移動が暑いのは問題だった。

 到着した本屋さんで僕の欲しかった漫画を購入。早くも今日の目的達成。しかし彼女が読んでみたかった本がおいていなかたので、別の本屋さんにも行ってみることにした。

 そこで彼女の読んでみたかった本が見つかったので、ちらっと立ち読み。購入は見送った。他に特に目的の本はなかったので、軽く店内を見て回った。

 近くにある百均にも足を伸ばして、そこではみずまんじゅうくんにあげるおもちゃと、細かいいろいろを買った。百均はお安いからって感じでついつい買っちゃうね。

 車に戻って、買っておいたお菓子を食べた。彼女といるといろんなお菓子を食べられるので楽しい。一人だとあんまり買わないし。

 そこがものすごく日当たりが良かったので場所を移動しついでにドラッグストアに寄った。駐車場でちょっと休憩させてもらって、漫画を読みながら彼女の足をマッサージ。彼女に蓄積された疲労はかなりのもので、ちょっとマッサージしただけでもそれが分かった。とにかく全体がぱんぱんになってるような感じ。

 そこからまた車を走らせて、文房具屋さんに行った。彼女が手帳を見たいって言っていたんだけど、今日行った方面にめぼしい雑貨屋さんとかがなくて、しいて言うならって感じで文房具屋さんに来てみた。

 手帳はやっぱり良いのがなかったんだけど、その代わり僕が万年筆を買った。彼女が使ってるのと同じブランドのやつが欲しいと思っていたのだ。色がいくつかあったから選んだんだけど、彼女が持っている色が一番素敵だと思ったのと、彼女とお揃いっていいなあって思ったのとで、その色に即決した。

 次に向かうはドラッグストア。本日二店目である。

 そこで彼女は、無くなりそうだったから欲しい!というものをいくつか購入。このあいだここに来たのがいつだったか覚えてないんだけど、季節が変わるから品揃えもだいぶ変わっていて楽しかった。買い物中、晩ごはん何食べようかっていう話が出たんだけど、彼女が「晩ごはんなに作ろうかー」って冗談で言ったのが、僕の中でそんな会話素敵!してみたい!というピンポイントの所を突いていてにやけた。今から食材を買って、お家でご飯を作る感じの会話ね。そんな会話してみたい。

 ドラッグストアを出て、彼女がお財布にお金が全くない!というピンチだったので、急いでお金を下ろし、次の目的地である雑貨屋さんに向かう途中、通りがかったスーパーに衝動的に立ち寄った。

 素敵なおばさんがお菓子コーナーで手にとったチョコが美味しそうだったので、真似して購入。あのおばさんは美味しいお菓子を知ってそうだった!という彼女の言葉どおり、買ったチョコはとっても美味しかった。

 スーパーを後にした僕たちは、雑貨屋さんに到着。

 じっくり見て回ろうってことで、お店の端っこから順番に棚を見ていった。最近彼女はシール集めが趣味だそうで、ここではシールを購入。それも買うの迷ってたけど、彼女が買おうかなって言ってたから僕がずっと持って歩いていたので、ここまで来たら買ってあげて!って背中を押して買わせてしまった。素敵なシールだったので買って間違いはないはずだ。

 ついでにもう少しで閉店時間の百均にも行くことに。今日色んな所行ったなあ。

 ここでは、みずまんじゅうくん用のお風呂用品を手に入れた。一式セットになってるようなので、揃えるとすごくいい感じで可愛い。

 あと彼女の求めていた手帳がなんとこんなところで手に入った。ついでに来年のカレンダーも。百均すごい。

 手帳はもっといいものが後々見つかっても、百均で買ったものならサブに回してもいいから、すごくいい買い物をしたんじゃないかなと思う。

 ここまでのお買い物でだいぶ満足感を得られた。

 晩ごはんはお寿司!結構遅めの時間に行ったのに混んでた。待ったのは数分だったけどね!

 なんというか、彼女とご飯を食べる時って気を遣わなくても良くて、ご飯の美味しさに集中することもできるし、会話を楽しむこともできるし、本当に心地よい時間を過ごせる。

 ここで、先日見にいった発表会に関する話を彼女とゆっくりすることができた。

 実を言うと、発表会は総合して見れば楽しめたし、良かったと思うんだけど、気になる部分とか、ここはどうなの?って思う部分があった。

 ただ、一緒に見ていた人にそれを話すこともできなかった。ましてや、やりきった満足感や達成感を彼女が抱いているかもしれないところに、ネガティブな感想を伝えることもできなかった。水を指すことになりかねないからね。

 発表会から少し日が経ち、やっと今日、この場でそれに関して僕の意見を伝えることができた。

 話してみて分かったのは、彼女も僕と同じことを考えていたし、より細かい部分に関して問題点がいくつもあったということ。発表会に関して僕は完全に素人だから、僕が思ったこととか抱いた感想というのが根本的に間違っている可能性もあったけど、彼女に同意してもらえてすごく嬉しかった。

 この話から発展して、今後のサークルのあり方とか現状の問題っていうのとか、活動の基礎的な話とかいろいろ彼女が話してくれて、それがすごく興味深かった。僕の知らない世界に関して、彼女がとても豊富な知識を持っていて、それを少しでも僕が教えてもらえるっていうのが嬉しかったし楽しかった。

 そもそも完全な素人ではあるけど、僕が好きな方面の話だし興味もある。

 お寿司を食べながらのこの話がすごく有意義で、楽しくて、とっても良い時間だった。

 話が盛り上がったのもあって、お腹がいっぱいになる頃には結構時間が経っていた。

 もう一箇所、本なんかも扱っているレンタルショップに行く予定だったので、ささっとお会計を済ませて(このレジのババアが最低な接客をしてくれた)急いで向かった。

 道中、車内で最近お気に入りの曲を掛けていたんだけど、彼女がふいに「こんなに音楽の趣味が合う人が他にはいない」って言ってくれて嬉しかった。彼女とはかなり趣味が合う。今まで聴いてきた音楽が似ているわけでもなく、好きなアーティストだって全然違ったんだけど、なぜか今はすごく合う。不思議だ。僕が無理して合わせてるわけではもちろんない。

 レンタルショップに到着して、欲しいCDを探したんだけど、扱ってなかったので早々と諦めた。

 本のコーナーを見ていると彼女が買っている漫画の新刊を見つけたので、それと、雑貨の通販カタログを買った。

 それから車に戻って少しだけまったり。

 漫画の続きを読むのと、足のマッサージの続きをした。しかし彼女にたまった疲れは簡単には取れそうにない。毎日少しずつやるか、じっくり時間を掛けてやるか、もしくはそれの両方が必要だと思う。やりがいはすごくある。

 帰らなければいけない時間になったので、彼女を家まで送って帰宅。

 たくさんいろいろ回ったわりには疲れなくて、終始楽しめた。

 今日も一日良い日で幸せだった。