かばのにおい

「彼女」について綴るための場所。非常に私的な内容となりますのでご了承ください。

シール

 最近彼女のなかで流行っていることについて考えてみた。

 昨日彼女自身が言っていた、シール集め。

 もともと彼女はシールが好きで、たくさんシールを持っているらしいし、手帳にもシールを貼って仕事の日と休みの日を区別したりしている。雑貨屋さんに行くとシールを見ることも多いし、たくさんシールを扱っているお店に行くとテンションが上がる。

 少し前に、シールを収納するファイルを購入した彼女は、本格的にシール集めが好きになったらしい。

 前から集めてたんじゃないの?って僕は思ったんだけど、どうやら今までは買っても使わないし、どこかに失くしてしまうという理由で、必要最低限のシールしか買わずにいたらしい。そう言われてみればそんな気がするって思った。

 でもこれからはシールを使うものとして見るのではなくて、収集するものとして見ることができるようになったため、良いなと思ったシールを買うという楽しみが生まれたようだ。

 おしゃれなシールとかかわいいシールっていうのは結構あって、僕が見ていても素敵だなあって思うものがたくさんある。確かにこれを収集するのは楽しい。

 単価が高いわけでもないから集めやすいという利点もある。ふとした時に使いみちがあったりして、活用もできそうだ。

 ここで分かるのは、彼女は自分が好きなものでも、無意味に収集することはないということだ。

 いいなーと思ったものでも、実際に使うかどうか、本当に良いものなのかどうか、ということを考えて、ただ欲しいという理由だけで手に入れようとしない。

 欲しいという気持ちと、それを手に入れた後の価値を天秤にかけて判断している。

 自分の欲求に対して冷静に検討できるのは素晴らしい。

 無計画に欲しいものを買って、後悔するということがない。彼女はそうなることがかなり嫌なようで、何度も本当に必要かどうか考えるらしい。

 今回の場合、彼女はシールが好きだけど、必要以上に買うことは無駄になってしまうという問題点があった。しかし、収納して管理することができるようになったため、買ってから失くしてしまうというデメリット(無駄)がなくなり、更に、使わなくてもコレクションとして価値を見出だせるようになった。

 欲しいシールを買うことによって生じるデメリットが「お金がかかる」くらいになったので、彼女は以前よりも気軽にシールを買うことができる。

 よってシール集めが彼女の中で流行ることとなった。

 考察終わり。