かばのにおい

「彼女」について綴るための場所。非常に私的な内容となりますのでご了承ください。

くんくん

 僕はすぐ嫉妬する。

 今日もそれで彼女とけんかしちゃった。原因は僕。悪いのも僕。これは決して卑屈になって言っているんじゃなくて、冷静に考えた結果だ。

 自分の良くないところだって認識もしているし、どうにかしたいとも思っているんだけど、いざそういう状況になると頭が真っ白になってしまう。冷静な思考ができずに感情が優先されてしまう。今日の僕は最低だった。

 彼女のことを好きだからこそ、そう思うんだけど、好きだからって嫉妬して彼女の自由を制限していいわけじゃないし、僕はこの自分の嫉妬心と向き合って上手に付き合っていけるようにならなきゃいけない。前にもこういう決心をしたはずなのに同じ失敗をしてしまった僕は、改めて自分の弱さに打ち勝てるように努力しなきゃいけない。

 今日、彼女が本気で僕と距離を置こうとしたから、あと少しで取り返しがつかなくなるところだった。嫉妬すると心が苦しくてつらいって思うけど、彼女を失うことよりもつらいわけじゃない。彼女を失うことよりもつらいことは今のところ思い浮かばない。だったら僕は彼女を失わないために全力で頑張る。

 反省以上!

 そういえば彼女が昨日プレゼントしたシャンプーのおためしセットを使ってくれて、今日彼女からいつもと違ういい匂いがした。ふわっと匂いが漂ってきて、いい匂い!いつもと違う!ってなった。いい匂い。素敵。今日はゆっくり髪に触れる時間がなかったから残念だけどまた使った時に触らせてもらおうと思う。早速使って貰えて嬉しかった。

 あ、においで思い出したけど、昨日今までずっと借りっぱなしになっていたPSPのケースを返したんだけど、彼女が家に帰ってからどこかから僕の家のにおいがする!ってなったらしくそのにおいをくんくん辿って行ったら発生元はそのケースだったという話をしてくれた。僕のにおいをかぎわけられるのはまあ分かる。僕も彼女のにおいにすごく敏感だから。でもふわっとにおったものの発生元を探し当てられるなんてすごい。いぬみたいだ!って思った。くんくんして探してるときの彼女見たかったなあ。絶対かわいい。見つけてどんな顔になったんだろう。想像するだけで可愛い。

 彼女の鼻が良いってのは重々承知だったけど、こんなわんちゃんみたいエピソードひさびさ。

 単純に鼻が良いだけじゃなくて、僕のにおいだから分かってくれたのかなあって思ってちょっと嬉しくなった。そうなのかは分からないけどね。そう思っとくと嬉しくて良い。

 彼女からただよってくるシャンプーのにおいやお洗濯のにおいとっても好き。安心する。ふわっと彼女のにおいがするとはっ!ってなるもんね。きっと彼女もそうなったに違いない。

 夏場汗かいてくさいって言われないように気をつけよ。