かばのにおい

「彼女」について綴るための場所。非常に私的な内容となりますのでご了承ください。

くんくんくん

 彼女のにおい。においについて言及するとすごく変態くさいんだけど、今日はちょっとそれについて書いてみようと思う。

 きもちわるかったらごめんなさい。

 やっぱり人それぞれにおいってあって、いいにおいだなあって思ったり不快なにおいだったりする。彼女はにおいにすごく敏感で、いいにおいも不快なにおいもどちらも他の人より強く感じるようだ。僕もわりとにおいが気になる方だと思っているんだけど、彼女と比べるとどうしても劣る。

 僕は彼女のにおいが好き。シャンプーのにおいとかお洗濯したにおいとか、どれもいいにおいだと思う。そういうにおい以外に家のにおいというのか、そのご家庭特有のにおいってあるよね。僕はわりとこれの合う合わないが大きくて、他人の家のにおいに対して苦手意識あった。彼女の家にちょっとだけ入ったことがあるんだけど、その時のにおいは全く不快感がなかった。というかいつもの彼女のにおいだった。僕の好きなにおい。

 シャンプーとか洗剤みたいなにおいや、家特有のにおい以外に、やっぱり彼女のにおいってのがある。近くにいると感じる。あぁ彼女のにおいだーって感じるやつ。すごく安心する。

 あぁこれ誰かのにおいだっていうのはわりとよく感じる。いっしょに働いている人とか特に。でもいいにおいだなあって感じることはない。彼女のにおいだけが僕にとってすごくいいにおい。

 どんなにおいって言えばいいんだろうなあ。甘いような、花のにおいみたいな、それでいてくどくない。落ち着いたにおい。色で表現するなら青系統のにおいかなあ。

 好きな人のにおいっていいよね。隣にいる時とかすれ違った時とか、何気ない時にふわっと彼女のにおいがすると、嬉しくなる。彼女がいない日に、彼女が使ってるロッカーを開けると彼女のにおいがする。あ、これはあれだよ、においを嗅ぐためじゃなくて、何か入れておく用事があってのことだからね!でもそれで嬉しくなっているのは事実。

 たまに、彼女と同じ洗剤とか柔軟剤を使っているであろう人が似たにおいを漂わせていると、はっ!ってなったあとにすごくむかつく。彼女に似たにおいさせてるんじゃないよ!って。それが彼女と同じくらいの女性とかだったらまだ許せるけど、おばさんだったりとか男だったりとかするとすごく残念な気持ちになる。

 においにもやっぱり記憶って伴うもので、彼女のにおいと楽しい記憶っていうのはたくさんあるから、思い出を積み重ねていけばいくほど、彼女のにおいを好きになっていくのかもしれない。においで楽しい記憶がよみがえるみたいなね。

 誤解を招かないように言っとくと、普段からそこまでにおいに執着しているわけじゃないよ!ただ、彼女のにおい好きだなあって考えることは多い。彼女のにおいだーって嬉しくなったり安心したり。僕の精神安定に効果抜群かもしれない。