かばのにおい

「彼女」について綴るための場所。非常に私的な内容となりますのでご了承ください。

率直

 彼女の率直な物言いが好きだ。

 昨日、僕がネットで見つけた服を彼女に見せて感想を聞いた。ちなみに僕は色合いが好きでなかなか良いなって思っていた。対する彼女の感想は「可愛いけど大学生っぽい」というものだった。確かに僕も同じような印象は持っていて、それ故によし買おう!っていう勢いに乗り切れていなかった。上手いこと僕の悩んでいる部分を突いてきてくれたわけだ。その後彼女と話を進めた結果、この服の購入は見送られた。

 彼女のセンスを僕は信じている。僕の許容範囲が狭いので、彼女が似合うと思うよって選んでくれた服を受け入れられないことはあるけれど、彼女のセンスが間違っているわけではない。だから服のことだったら彼女に相談しようって思ってる。服以外のことでも大半は彼女に相談するけどね。

 彼女のセンスが良いっていう話も重要なんだけど今日のメインはそこじゃない。ここで重要なのは彼女が率直な感想を言ってくれたこと。僕がどうって見せてきたものに対して変な気をつかって、いいと思うよーとか言って終わらせない。僕が良いと思って見せてきたものに対して否定寄りの意見をいわないことは一番表面的な部分において一番無難で平和な選択肢かもしれないけど、きちんと思ったことを伝えたほうが僕のためになることは明らかで、彼女はきちんとその選択をしてくれる。今回の場合そもそも否定的な意見というわけでもないんだけどね。とにかく、彼女は思ったことを遠慮せず言ってくれる。僕は彼女のそんな所が好きだ。

 嫌なことは嫌って言ってくれるし、頭にくるような事があったらむかついたって言ってくれる。そのあまりに率直な物言いによって僕がへこむこともあるんだけど、彼女が言いたいことをきちんと我慢せず言ってくれることは嬉しい。

 そして彼女は率直な物言いができるだけではなく、そこに気遣いも足せる。その気遣いも好き。こんな言い方をしたら相手がどう捉えるかなっていうことをしっかり考えて話せる。

 おかげで僕は彼女が何か言いたいことがあっても言わないんじゃないかっていう心配をほとんどしなくていい。言いたいことがあったらきちんと伝えてくれるだろうなって思っている。彼女のこういう部分を見習わなければいけない。僕に欠けている部分だから。