かばのにおい

「彼女」について綴るための場所。非常に私的な内容となりますのでご了承ください。

思考センス

 僕は彼女のセンスが好きだ。センスって言うと雑なくくりになってしまうかもしれないけど、なんというか彼女の選ぶものとか創りだすものとか、考え方とかそういうものが好きだ。

 例えば服の選び方。雑誌もたまに読んでいるみたいだからそういう部分から得た知識と彼女が持っているセンスでとても素敵だなと思う服装をいつもしている。知識をうまく活用するのにもセンスが要るだろう。彼女に似合っているということはもちろん、組み合わせでどういう印象を与えるかなんてところまで考えられている。彼女の選ぶ服、着ている服の組み合わせを目にする機会は多いけど、いつも可愛くて素敵だ。

 あぁそう、センスっていうとどうしても何も考えずに感覚だけでやっているっていう感じになっちゃうね。彼女はそんなことなくて、きちんと理論とかルールというものを踏まえた上で自分のセンスというものを発揮している。

 前にもこんなことを書いた気がするけど、彼女は感覚で捉えて、理論というフィルターを通し、感覚で出力する。もちろん理論で出力することも可能だ。

 何か映画を観たとして、それに対する感想を述べるときはまず、素敵だったとか良かったとか、この場面が面白かったとかいう感覚的な部分で捉えて、そう感じさせたのはどうしてかという部分に考えを進める。ここですごいなあと僕が思うのは、その感覚でとらえたものをきちんとわかりやすい、伝わる言葉にできるところだ。僕なんてなんか面白かった、なんとなく気になった、とかそんな漠然とした感想しか抱けない。

 彼女はきちんと、この場面でこういう風に表現されていたから面白いと感じた、みたいにきちんと説明できる。つまらなかった場合にはこうだからつまらなかった、こうすれば面白くなるんじゃないかというところまで考えられる。

 何かに対する感想を聞くたびに感心させられて、その通りだなあと思う。作品を受け取るセンスというものに優れているんだと思うのだ。作者の意図したことを正確に読み取るということではなく、作品というものを楽しみ、考えてることができるという意味でね。

 僕はそんな彼女が好きだ。

 さて、多少話がそれた気もするが続ける。

 努力というものにもセンスが必要だと思う。ただ頑張っているだけでは結果がついてこなかったり、評価されなかったりする。あいつ真面目だけど仕事できないなとか、頑張ってるんだけど仕事遅いなとか。そういう人は努力のセンスが足りないのかもしれない。

 その点彼女は努力を有効にできている。与えられた課題に対してどのように努力をすればよいか考えられて、自分できちんと目標を立てられて、そのために力を尽くすことができる。求められたことに応えるだけではなく、それを超えられるような目標設定、努力ができるのが彼女のすごいところだと思う。

 そして努力した、頑張ったという事実だけではなく、結果をきちんと出すことができる。

 有能だなあって思う。すごいなあって。

 こうやってセンスがあって仕事ができて、信頼できる人間性でとっても素敵なのに、更に可愛いんだからもうどうしたらいいのってかんじだよね。

 もちろん彼女にだって欠点はあるし、短所もある。

 でも僕にとってはそんなものは霞んで見えて気にならないほどに彼女は素敵で、愛おしい存在だ。