かばのにおい

「彼女」について綴るための場所。非常に私的な内容となりますのでご了承ください。

 彼女のことを好きになって初めて気付いた。僕は今までまともな恋愛をしてこなかったんだなあって。今までだってちゃんと相手のことを好きになっていたはずだったのに、彼女のことを好きと思う気持ちに比べたらそんなに大したことのない浅はかな感情だったんだなって思う。彼女のためだったらなんでもしてあげたいとか、彼女を喜ばせたいとかそういう気持ちの強さが違う。彼女と連絡を取るために僕のやりたいこととかが後回しになったとしても全く嫌な気持ちにならない。僕にとって彼女が最優先すべきことだからだ。今までは自分の時間が欲しい、邪魔されたくないって思うような恋愛しかしてこなかったから僕にとってすごくそれが新鮮だし、自分がどれだけ彼女のことを好きかっていうのが分かる部分だと思う。自分の何よりも彼女を優先したいと思える。それが決して無理をしているわけではなく自然に生まれてくる思いだってことが重要。

 その人のためだったら全てを投げ出してもいいって思えるくらい人を好きになれるって幸せなことだなって思う。そしてそう思うことを許されていることも幸せなことだなって思う。

 とにかく僕は今、人生の中で一番好きな人と一緒にいられている。毎日のように会えることが幸せで、楽しくてしかたがない。好きな人と会えるのってこんなに嬉しいことだったんだなあって感慨に浸ってしまう。僕が毎日でも彼女に会いたいって思うのも、ことあるごとに遊びたいと思うのも、どうしようもなく彼女といるのが楽しいからだ。好きな人といられることがこんなにも幸せなものなんだって僕は今まで知らなかった。好きな人といても幸せだなあなんて改めて思うような時ってなかった気がする。彼女といると僕は毎日幸せだなあって思っている。笑っている彼女を見て可愛いなあって思った時は幸せだし、彼女とくだらない話で盛り上がっている時も幸せ。寒い日に二人で寒いねって言ってるだけでも幸せ。彼女が僕の隣にいてくれればそれだけで幸せ。

 これが本当の意味で誰かを好きになるってことなのかなって思う。なんとなくいいなと思うから好きとか、状況に流されて好きになったとかそんな軽いものでは決してなく、僕は本気で彼女のことが好きなんだなって思う。彼女の良いところや悪いところ、僕と似ている所、違っている所。その全てを僕は愛せる。

 こんなに深く誰かのことを好きになったのは初めてだから、これは僕の初恋と言っても過言ではないなと思ったんだよね。いみわからんか。