かばのにおい

「彼女」について綴るための場所。非常に私的な内容となりますのでご了承ください。

要望

 彼女と一緒に暮らすようになったら、文句を言い出すのは僕かもしれないなと思った。

 文句を言ってやろうというつもりはもちろんない。

 でも、自分を客観的に見たときに、妙なこだわりとか、細かいこだわりが多いように思う。

 なんだろう、これの置き場所はココ!とか。それはこの順番でやって欲しい!とか。

 文句を言うつもりじゃなくても、文句になってる、みたいなことが起こりそうだなと思った。

 彼女もおそらくこだわりというのがあるけど、僕ほど細かくないというか、もっと大きなくくりでのこだわりな気がする。

 例えば、彼女は消しゴムが机の上にあれば問題ないというのに対して、僕は消しゴムはこの机の上のここの位置にないとだめって言うような。

 これはあくまでも今僕が、そうなんじゃないかなあと思っただけであって、実際はどうか分からんよ。

 でもなんか、家具選びとか家電選びとかでも、僕のほうが色々注文付けてる気がするんだよね。

 このままではよくない。

 そう思った。

 知らず知らずのうちに、色々文句のようなことを言ってしまって彼女に嫌な思いをさせる未来が見える。

 要望はお互いに言い合わなきゃいかんなと思う。

 きっと彼女は上手に言ってくれる。

 我慢してくれる部分もあると思うし、きちんと話し合う必要があれば意見を出してくれるはずだ。

 その辺のバランスというのかな、加減がじょうず。

 僕はなんでもかんでも言わずに我慢しようとして、失敗する。

 めちゃくちゃ下手くそ。

 だから、これを言ったら彼女に嫌な思いさせるかなとか思って、要望を伝えずにいたら、余計に嫌な思いをさせる結果を招く。

 ならばいっそのこと最初の段階で言っておけばいいのだ。

 今まで生活してきた環境が違うのだから、文化が違う。

 お互いの行動に対してストレスが溜まる場面は出てくる。

 早い段階でそれを伝えて、妥協点を探していけば、うまくやっていけるはずだ。

 僕はその伝えるということを、スムーズかつ上手にできるようにしなきゃいけない。

 そして彼女から出た要望にもきちんと応えられるように、彼女が快適に、楽しく暮らせる空間を作っていかなきゃいけない。

 責任は重大!