かばのにおい

「彼女」について綴るための場所。非常に私的な内容となりますのでご了承ください。

ちーずけーき

 今日は彼女がチーズケーキを作ってきてくれた。

 作ったよという報告をしてくれたのだが、まさか貰えると思っていなかった。報告を聞いた時に、食べたいなー食べたいなーと思っていたので、作ったのを持ってきてくれていると知った時、僕の心は躍った。ちなみに僕はチーズケーキが好きだ。たまにイチゴショートが食べたくなるけど、ケーキの中ではチーズケーキが一番好き。僕の大好きな彼女が僕の大好きなチーズケーキを作ってきてくれたのだから喜ばないわけがない。めっちゃ嬉しかった。

 ところで彼女はあんまり女子力アピールをしない。料理は嫌いって言ってる。でもお菓子を作ってきてくれる。以前バレンタインデーに合わせてクッキーを作ってきてくれた。それが美味しくて、僕は一人でぱくぱく食べていたんだけれど、今回のチーズケーキも凄く美味しかった。市販されているレベル。いや、市販されてるのより美味しいレベル。

 お菓子作れるのすごいねって僕が言ったら、材料混ぜて焼いただけだから凄くない、みたいな回答をくれた。さっぱりしてる。そういうさっぱりした回答をしてくれる彼女が好きだ。お菓子を作るのも決して女子力アピールしたいからじゃないし、作ってきたことを妙にアピールするわけでもないし、どうしてこんなにも僕の嫌なことをしないで僕が喜ぶことばかりをしてくれるのだろう。

 お菓子を作るということが簡単にできるかできないかという話ではなくて、お菓子を作るという作業をしっかりとこなして美味しいお菓子を作れることって凄いことじゃない? 僕は作りたいと思っても面倒だなって思ってしまう。以前ピザを自分で作ったけど二回目で飽きた。だから彼女は素晴らしい。ちゃんとお菓子を作れる。しかもそれを僕にくれるのだ。僕にくれるんだよ?

 また彼女にはお菓子を作って貰いたいなあと思う。そしてそれを僕にくれると嬉しい。

 きっと彼女が作ってきてくれたものならなんでも嬉しいだろうし、彼女ならきっと僕が喜ぶものを作ってきてくれる。

 僕のことを考えながら作ってくれたのかな、なんて想像すると、うれしくなっちゃう。

 彼女が僕のことを考えてくれているって分かる時が凄く幸せだなって思いました。

 おわり!