かばのにおい

「彼女」について綴るための場所。非常に私的な内容となりますのでご了承ください。

感覚の相似

 僕と彼女は結構好みが似ている。

 他人に対してむかつく部分も似ている。

 だから話をしていると彼女の意見に共感しやすい。僕も同じように思っていたという時や、なるほどそういう風に考えるのか、と思う時など、彼女の意見に賛成できないという状況はほぼ発生しない。

 彼女と一緒にいるなかで、よかったなあと思ったことの一つに好きな場所が似ているというのがある。

 神社だとかお城の跡地だとか、湖だとか海だとか。人の比較的少ない、落ち着いた場所に行きたいと彼女は言う。僕も同意見で、そういう所に行くのは大好きだ。買い物に行くのは好きだが人混みがあまり好きではない僕にとって彼女の要求は非常に嬉しい。

 そういう静かな場所で、二人きりで話をする。それだけで凄く楽しい。

 行きたいと思う場所、好きだと感じる場所が似ていて良かったなと思う。

 無理をすることなく付き合える。

 彼女の好きなことは僕の好きなこと。僕の好きなことは彼女の好きなこと。なんかこれ彼女の言ってたことのパクりな気がする。既視感。

 こうやって毎日ブログを書いていて、彼女と一緒にいると楽しいと思う理由は居心地がいいからだ、ということに気づいた。

 僕が無理をせずに付き合える相手。僕の素を受け入れてくれる相手。そして僕に素を見せてくれる相手。

 僕が彼女を信頼し、彼女が僕を信頼しているという状況が、居心地の良さにつながるのだろう。

 彼女ほど僕を理解し、受け入れてくれる人が他にいるんだろうか。

 少なくとも僕の人生において、ここまで僕の事を理解してくれる人には初めて出会ったし、今後出会うかどうかといえば相当低い確率ではないかと思う。

 もしかしたら感覚が似ている、ということがお互いの理解を助けているのかもしれない。

 物凄く似たもの同士という感じではないけれど、でも僕と似ていることの多い彼女は、僕にとってかけがえのない存在だ。